だんしがしんだ。
だんしがしんだ。
だんしがしんだ。
2011年11月21日
立川談志がしんだ。
世界一の落語家だった。
地球で1番好きな落語家だった。
もう、20年以上は生で見てないけど
1980~1983年の3年間で50回くらい談志の落語を生で見ていた。
落語協会を脱退して定席に出なくなってから、ひとり会やホールでの落語も何度か見に行ったけど
談志の魅力は寄席だった、2~7m先でマイクなしでの生の落語が好きだった。
浅草・上野鈴本・新宿末広亭・池袋演芸場…..
とくに池袋でトリをとることが多かった談志師匠。。。
仕事帰りに池袋に何度も通った
主席の談志だけを見るのなら、500円で入れたし。。。
20~100人程度の客の前で・・・
20分弱であがるときも、60分以上の大ネタを仕掛けるときもあった。
その日の気分次第でダラダラな日もあったけど、緊張感溢れる日もあった。
鬼気迫る天才的な落語をみせてくれる日も
あの、もの凄い迫力は寄席ならではのものだった。。。
面白かったし、楽しかったし、涙が流れるほどの感動を覚えた日もあった。。。
池袋でトリをとる談志が最高に好きだった
志ん朝の美しく流暢で、粋でいなせな落語も好きだったけど
当時の談志は「落語とは、人の業の肯定である」を自らが見事に体現していた。。。
志ん生、文楽、円生、金馬など往年の名人のモノマネも素晴らしかった。。。
落語が心底好きな落語家だったし
落語の良き時代を生きた最後の落語家だったと思う。。。
DVDを何度か借りて見たけど、あの談志には会えない。
昨年NHK-BSでの6時間くらいの特番も見たけど、あの談志には会えない。
できることなら落語協会に残って、寄席での談志落語をいつまでも見ていたかった。
そして、生の落語家、立川談志にはもう会えなくなってしまった。。。
縁があって、立川談志の一番いい時期を見て、その時代の影響を受けて、今の自分があるんだと思う。
戒名:立川雲黒斎家元勝手居士(たてかわうんこくさいいえもとかってこじ)
合掌