カムリのエアコン修理 その②

前回 からの続きになりますが・・・

ガス漏れ修理に関しては片が付きましたが、
他にも不具合箇所があり、同時に修理する必要がありました。

まずは「風量調節がおかしい」事！

この車の場合、風量が4段階で調節できるのですが、
1段目と2段目では風が出ませんでした。

その作動をさせているのがレジスターと言う部品。



いわゆる抵抗なのですが、
案の定、途中で切れていたので新品に交換しました。

それからもう一つの不具合は「風量が弱い」事！

これは主にエバポレーターの埃詰りが原因なのですが、
それを確認・修理するには室内ユニットを取り外す必要があります。



取り外した室内ユニット。

分解してみると・・・



やはり全面が完全に目詰まりしていました！

こんな時、とりあえず掃除して済ますか？
思い切ってエバポレーター等を新品に交換してしまうか？

その判断は難しいところなんですが、
今回はM様とご相談の上、全て新品に交換させて頂きました。



勿論、これで風の勢いは強くなりますし、
エバポレーターからのガス漏れの心配をしなくて済みますね！

これらの部品を再び組み込んだ後、真空引きガスチャージをし、
最後に作動テストを実施して作業は全て完了となりました。

お見積り通りとは言えだいぶ高くなってしまいましたが、
修理完了の報告をさせて頂いた時のM様の喜びの声を聞いた時には
修理させて頂いてホントに良かったなぁ～って思いましたよ。

できれば今後、故障しないで長く乗って頂ける事を願っております。

この度は本当に有難うございました。