ヨナス、3回目の再会。
インタビューの続き
10年来のエグモント友人での同窓会 atサマーハウス
ほかメンバーも私の知ってる人いるとのこと誘ってもらい、
サマーハウス入ってみたかったのでラッキーとついていったらば…
知ってるのはわずか3人。全員で12人。アウェイもアウェイ。
もともとクローズなデン人。そして1年に1回の再会での喜びもあいまってか
・・・私場違いでした。帰ります、との流れ(苦笑)
とはいえ、ヨナスも1時間だけ抜けてくるって感じで
ともにエグモントに戻り、インタビュー再開
お互いにビールを1つあけて、飲みながら~
・次、「もし」変わるとしてどんな仕事したいですか?
social work
障がいをもつ人の役に立つような仕事をしていと思っている。
実際、今、社会的企業について勉強していて、
この秋、それが難しかったら来年の春には障がい者の働ける会社を作るんだ
・仕事をしていて、人間関係で悩んだことありますか?
もちろん。スウェーデン人苦手。今、もめてるから(苦笑)
というのは、ジョークだから流して。
きみは日本に帰ったら友人はたくさんいるの?
-たくさん、、は、いないです。
正直、日本で7年間仕事優先で過ごして、毎日仕事毎晩飲みに行って、それは楽しかった。
けど、彼氏も去って行ったし、仕事やめてみたら話す人もいなくて、今は携帯使うこともないwww
ああ、わかるなあ。仕事してて、つい仕事優先してしまう気持ち。
でも、それだけじゃ満たされないって気持ちも
これまで仕事していて、大きなお金を失ったこともあるし、
とてもとても親しい友人を失ったこともある。
一緒にビジネス盛り上げようとして途中まではよかったんだけどね。
今思う、契約書を細かく作って、お互いサインすることってとても大切だよw
得たものもあるのだけど、失ったものは、本当にたくさんあるよ
・理想の取引先ってどんな人ですか。
うーん、、難しいな
情報を共有しようとしてくれる人、オープンマインドな人たち
今、オーストラリア人とパートナー組んでるんだけど、すごくフレンドリー
小さいことも話し合えて、すごく気持ちよく仕事やってる。
・5年後、10年後、引退後のユメを教えてください。
これもまた、難しいな。
5年後、10年後はお金じゃなく、自分のいいと思うことをしていたい。
引退後は、旅行に行って、ゴルフしてたいかな。引退後は、自分を楽しませるよ
昔は、とにかくお金を作りたかったんだ。
仕事、仕事、仕事って頑張ってた。で、ある程度稼げるようなった。
仕事にコントロールされるのではなく、今度は自分が仕事をコントロールするよ
・あなたにとって働くとはどういうことですか?
うーん、、ぼくは自分の仕事を誇りには思ってない。
でもきちんと利益を出していていいことしてるとは思う。
さっき会った、オーレはパイロットしていてカッコいい仕事してる。でもすごく給与は安い。
とてもハンサムだけどね(スラっとした美形だった)
ぼくはまだ稼ぐだけだけど、社会的企業を実現して
いつか自分の誇りに思うことを仕事に結び付けたいと思ってる
・デンマークの社会全体についてどう思いますか?なにか意見を持っていますか?
もちろん。
デンマーク人は、とっても遠慮がち(very reserved)だと思う。
ほかの国の人と話してると、すごくオープンだ。
ただ、デンマーク人は友人に限らず、求められれば誰にでも親切でとても温かい
デンマーク人は、居心地の良さ(cozy)を大切にする。
忙しすぎない生活を大切にする、そういう考えの下にすべてが動いてる国だ。
-デンマークはアンケート調査で、幸せNO1になりましたが、同意しますか?
そのとおりだと思う。
だって、デンマーク人は余暇の楽しみ方を知ってるし、旅行も楽しむ。
もちろん税金は高いのだけど、その分、世界的にも高い給与をもらっているし
福祉社会制度は高い基準で提供されている。
NO1かまではわからないけど、生活に困ることはない。
あと、デンマークは小さい国だ。
世界では色んな災害があって、日本もひどいTUNAMIで大変だ。
経済危機によるダメージはあるけど、とくに困ったこともない
アメリカは、何かと世界に影響を与えていること、でかいことを自慢する。
でもデンマークは小さな人魚姫の像が観光名所だし、アンデルセンが有名だし
なんというか、小さくていいんだ。
小さい国だけど、すごく自分たちを誇りに思っている。
自分たち自身を楽しみ、本当に毎日を楽しんでいるんだ
-今から就職を考えている若者にアドバイスするとしたら、なんと言いますか?
ユメを叶えるのは大変だけど、、そのための努力を大切に
どんな仕事だって学べることはある。だから、諦めることなく夢に向かって進め
若い世代ほど、少し甘やかされているとも思う。
「忍耐」「懸命に働け」「チャンスを掴め」
このあたりを繰り返したいかな
なんだかんだ言っても、デンマークには仕事に就くチャンスはあると思う。
たとえ、父親が農家でも、デンマークは本人さえ望めばしたいことを学べる。
だから何にだって挑戦できる。
そこには努力が必要だけど、無料で機会が得られるってのは
とても恵まれていることなんだ
何するにも、努力あってのものだよ
-最後に、また生まれるとしてデンマークがいいですか、ほかの国がいいですか?
デンマークがいい。
デンマークに生まれ、すごくラッキーであり利点(advantage)があったと思う
アメリカにもたくさんいいところがある、もちろん日本にも。
デンマークは本当に小さい国だけど、貧困もなく、皆がそれなりの生活をきちんと送れている。
デンマークが誇りであり、また生まれるならデンマークがいい。絶対に。心から
以上。
インタビュー終わりです、予定より5分早いですけど、って伝えると、
「じゃ、残り5分引き続き残りのビール飲もうか」とのこと
デン人は、家がきちんと片付いているってことで満足するくらい
地に足着いた考え方をするんだって話を聞く
ただ、ヨナスも金持ち…いや英語圏の国と仕事してて会いにもいくらしく旅行をよくしている。
「お金なくても幸せそうな人々はたくさんいる。
お金じゃないっていつも思わせられる。自然を楽しみたい」
6月末にはデンマークを出ると思うとの話をするに、
帰る前に、オーフス来ることあれば一緒に食事しようとのお誘いをいただいた
仕事にいきる(私の場合、過去形だけど)者同士の親しみを感じたのは確かで、
また話をしてみたいと思ってたので、色々考えるも、やはり素直に嬉しい
もっと色んな話がしたいと思うほどに、自分の語学力がもどかしい。
もっともっともっともっといろんなこと聞いてみたい
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