学生時代愛用した1本のズームレンズがあります。
Zoom-NIKKOR 35~105mmF3.5~4.5
当時はズームはダメだ!と、よく言われたものですが実際問題これがないとどうにもなりませんでした。
基本、単焦点レンズを愛用していたのですが、山に1本とか、旅行に1本だと、これがないと始まりませんでした。
またフィルター径が52mmで、多くの単焦点レンズと同じ径だったのも貧乏学生には助かりました。
これで比較的小型軽量です。現代と異なり、ほぼフルで金属とガラスです。
ズームは今と異なり直進式でした。これで105mm側。長く見えますがそうでもありません。
白がピント位置で、他の曲線は被写界深度の目安です。当時はズームレンズでこの表記なので便利でした。
向かって左の赤線は、赤外線フィルムの時、移動させるラインです。そう、ピントを移動させるのです。
今じゃありませんものね。
ピントリングもズームのヘリコイドも滑らかなもので感触は良かったです。
短くすると35mm側。こんなに小さくなります。小サイズの缶コーヒーくらいでしょうか?
爪の下にも小さく絞り値が刻印されています。
これをファインダーで拡大して覗けたわけです。
ミスして二重刻印ではないのです。
当時の大多数のズームレンズの欠点は、最短撮影距離が遠かったことでしょうか。
なんと!このスペックで最短1.4メートルがやっとなのです!!
また、ズームするとf値も変動し、マニュアルですと任意で変えなくてはなりませんでした。
現代のカメラは、カメラがレンズのf値を自動補正してくれています。なんなら露光倍数も。(絞り優先オートなら当時もへっちゃらでしたが)
まさかの簡易マクロ!
最大1:4まで接写可能です!
オレンジ色▲隣のロック解除ボタンを押し、「M」の黒色リングを最後まで回転させます。
この場合ピントリングはあまり効果なく、ピントはオレンジの▲まで持っていき、ズームして倍率を決めるかカメラ位置を前後させての接写となりますが、当時荒業でピントリングも使用していた記憶があります。
35~135mmは同時に望遠側に魅力のあったレンズでしたが、この簡易マクロはありませんでした。
これがこのレンズのまさかの魅力だったわけです。
これがあれば登山で、高山植物もある程度可能なわけです。
昭和~平成初期の魔法のズームレンズでした。
当時FDレンズのLシリーズなどは、ズームでも35mmでも風景写真に耐えられると、先進的な作家には人気でした。もっともフィルムもPKRとかPKMなどがある程度条件でしたが。国産でもISO50がある程度条件でRVPは人気でした。
個人的にはRFPガ好きだったのですが。
このレンズも現代のデジタルカメラにつけてしまうとそれほどでもないのですが、当時はフィルムでもあり私の写真の出来の悪さはレンズのせいもあるのでしょうが、ほとんどはピンボケ手振れです。
この撮影したレンズは、昔を懐かしんでジャンクで購入しました。
フロントとリアのカビは取れたのですが、内部はアカンでした。
ある程度清掃して棚に飾り物として、置いて楽しんでおります。
ニコンの、お家芸ってこういった処に垣間見えるんですよね。
是非ニコンさんには21世紀版の復活の狼煙をあげてもらいたいものです。(。・ω・。)ノ♡
マニアックなお話、お付き合い下さり有り難うございました。
誤字も多くご迷惑をおかけいたしました。
何度も直したのですが...。Σ(´∀`;)
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Zoom-NIKKOR 35~105mmF3.5~4.5
当時はズームはダメだ!と、よく言われたものですが実際問題これがないとどうにもなりませんでした。
基本、単焦点レンズを愛用していたのですが、山に1本とか、旅行に1本だと、これがないと始まりませんでした。
またフィルター径が52mmで、多くの単焦点レンズと同じ径だったのも貧乏学生には助かりました。
これで比較的小型軽量です。現代と異なり、ほぼフルで金属とガラスです。
ズームは今と異なり直進式でした。これで105mm側。長く見えますがそうでもありません。
白がピント位置で、他の曲線は被写界深度の目安です。当時はズームレンズでこの表記なので便利でした。
向かって左の赤線は、赤外線フィルムの時、移動させるラインです。そう、ピントを移動させるのです。
今じゃありませんものね。
ピントリングもズームのヘリコイドも滑らかなもので感触は良かったです。
短くすると35mm側。こんなに小さくなります。小サイズの缶コーヒーくらいでしょうか?
爪の下にも小さく絞り値が刻印されています。
これをファインダーで拡大して覗けたわけです。
ミスして二重刻印ではないのです。
当時の大多数のズームレンズの欠点は、最短撮影距離が遠かったことでしょうか。
なんと!このスペックで最短1.4メートルがやっとなのです!!
また、ズームするとf値も変動し、マニュアルですと任意で変えなくてはなりませんでした。
現代のカメラは、カメラがレンズのf値を自動補正してくれています。なんなら露光倍数も。(絞り優先オートなら当時もへっちゃらでしたが)
まさかの簡易マクロ!
最大1:4まで接写可能です!
オレンジ色▲隣のロック解除ボタンを押し、「M」の黒色リングを最後まで回転させます。
この場合ピントリングはあまり効果なく、ピントはオレンジの▲まで持っていき、ズームして倍率を決めるかカメラ位置を前後させての接写となりますが、当時荒業でピントリングも使用していた記憶があります。
35~135mmは同時に望遠側に魅力のあったレンズでしたが、この簡易マクロはありませんでした。
これがこのレンズのまさかの魅力だったわけです。
これがあれば登山で、高山植物もある程度可能なわけです。
昭和~平成初期の魔法のズームレンズでした。
当時FDレンズのLシリーズなどは、ズームでも35mmでも風景写真に耐えられると、先進的な作家には人気でした。もっともフィルムもPKRとかPKMなどがある程度条件でしたが。国産でもISO50がある程度条件でRVPは人気でした。
個人的にはRFPガ好きだったのですが。
このレンズも現代のデジタルカメラにつけてしまうとそれほどでもないのですが、当時はフィルムでもあり私の写真の出来の悪さはレンズのせいもあるのでしょうが、ほとんどはピンボケ手振れです。
この撮影したレンズは、昔を懐かしんでジャンクで購入しました。
フロントとリアのカビは取れたのですが、内部はアカンでした。
ある程度清掃して棚に飾り物として、置いて楽しんでおります。
ニコンの、お家芸ってこういった処に垣間見えるんですよね。
是非ニコンさんには21世紀版の復活の狼煙をあげてもらいたいものです。(。・ω・。)ノ♡
マニアックなお話、お付き合い下さり有り難うございました。
誤字も多くご迷惑をおかけいたしました。
何度も直したのですが...。Σ(´∀`;)
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