父より電話。
「タダなんだろ? 嬉しいねえ」
いや、タダではないが。
父の携帯料金が爆上がりしていて、定額かけ放題プランに変更しました。
母以外の人との通話で、5分を経過すると22秒ごとに料金が発生していましたから。
もともと、そんなに電話する人じゃなかったから、それでよかったのだけれども、入院してからはガンガンかかってくるようになりました。「寂しい」って。
かけ放題プラン、大層喜んでくれています。よかった。
ただ、電話をもらっても、何を言っているのか、聞き取りにくいんです。
最初はわかるのだけど、だんだん、???になってくる。
喋る方も聞く方も、疲れてくるのかな。
目をつぶって、わかった単語をつかまえて、繰り返し、うんうん、そうねと相槌を打つ。
なかなか大変。
仕事中にかかってきた時は、ごめんねって心の中で謝りながら出ないことが多い。
「今日は休みだろ? たくさん話せると思って」
その通り、お父さん冴えてる。
母に電話しても「あなたの声が聞けてよかった」と言うだけで、他に何も言わない。物足りない。母が何を考えているのか知りたいのにもどかしい。
この気持ちを母に伝えてほしい、、、
そうです。
それは、二人の間でおねがいします。
いや、難しいな。
二人は多分、噛み合っていない。
母は認知症である。父がどういう状況にあるのか、きちんとはわかっていない。
何度も電話をかけては呟きます。
「お父さんは、だめよ。携帯を握りしめたまま、電話に出られないの」
握りしめて、なんて見たようなことを言ってるけど
握れないんだってば。麻痺していて、電話に出るのもかけるのも、至難の業なの。
そこへの想像力もなければ思いやりもない。
おっと、言い過ぎた。
麻痺していて大変なのだということを伝えると
「お父さん、今、どこにいるの?」
「○○病院だよ。(○○病院だってば! と言いそうになるのを抑える)」「ああ、そう」
父は、母が認知症だと言うことをわかっていない。
知ってはいたけど、受け入れていない。
自分の苦しみを聞いてくれる、かつての妻の姿を求めているように感じる。
電話というのは、なんともどかしいことか。
お仕事お疲れさまです!
入院中のお父様も寂しいのでしょうか?
今は携帯があるから声が聞けますね。
私が股関節の手術した頃は
公衆電話だったからロビーに
10円玉を持って
家族に電話していました(^_^)
話しも噛み合わないの分かります!
病院の担当医が話しを否定したら
ダメと言われていたので
我が家も相槌をしながら聞くのです。
ストレスは溜めないで…
ブログや友人などに吐き出して下さいね。