・・・七色の黄昏

夕べは出身大学の名を出してしまった。ついでに私がどうして神戸大を志望したか書きたい。当時通っていた高校は堺にあった。2年の秋、1971年、私は祖母と愛媛を旅行した。祖母は新居浜の生まれで今治にも親戚があった。いわば里帰りに同伴したのや。行きは宇野高松連絡船。船を降りたら座席を確保するため汽車まで全力疾走する。私はこのためにかり出されたのかもしれない。高松から予讃本線で新居浜へ。帰路は今治から広島の三原へ渡り、国鉄の急行列車で大阪へ向かった。それはエメロンシャンプーの、髪がなびくCMの頃。三宮についた時、私は途中下車した。神戸はどんな街か見たかった。センター街をぶらぶらした。そして初めて阪急神戸線に乗車した。黄昏の頃、特急電車の山側ドアに立っていた。電車が走り出した。そこから見る風景は素晴らしかった。大地は六甲山の麓から海に緩やかに傾き、緑の中に良質な住宅が並んでいる。風景が目まぐるしく過ぎていく。美しいマンションが次々と現れる。阪和沿線にはなかったマンションという建物、それも豪華そうな物がいっぱいある。ここに住む人達は一体どんな暮らしをしているのだろうか。違うと思った。圧倒されるばかりだった。六甲、御影、岡本、芦屋川、夙川。こういうところで大切な青春を過ごすのはどうか。どこも絵になる。楽しいに違いない。よし、自分は神戸大に行こうか。担任には東大も勧められたが。阪大では通学路でハマグリを売っていると言うしな。アカデミックに欠けている。神戸大は今見た緑のロマンチックの中にたたずんでいるはず。

黄昏の頃。七色の黄昏おりてきて。ド、ソドソミ、ミファラーソ・・こんな感じやったね。うきうき。夢のような時間。

もう少し詳しく書くと

数年前の夏の朝、彼女は私に電話してきた。布製のブックカバーを買ったが間違って箱入りをクリックしたという。布製ブックカバーは私が生地を選び縫製やさんに縫ってもらっている商品。「先日、娘にプレゼントしたときは箱入りにしましたが今回は自分用なので化粧箱はいりません」という内容だった。

私は「わかりました」と言って電話を切ろうとした。ところが相手は切らずにぐずぐずしている。変な女と思った。そして「あのう、神戸大学の？」と来た。「えっ、知りあいですか」「はい」。慌ててPC画面に目をやり名前を探していた。そして「あ、たえちゃん」と叫んでいた。たえちゃんが電話してきてくれた。中学の英語教師になったたえちゃんが。「来月、大阪の人とお見合いする」と言っていた離れていくたえちゃんが。卒業以来ずっと気になっていた。こんなこともあるんやね。人生は不思議に満ちている。ワンダフル。

みんな割と遅うまで起きてますな

すぐに反応があって面白い。たいした数ではないが。ここをマークしてくれてるのやね。どんな人たちか知りたいのやが。年齢は。性別は。どこでとかね。わかったら面白いやろうね。知り合いがいたりして。数年前の話やけど大学時分の恋人がネットで私を見つけて連絡してくれたことがあった。入学してすぐに交際した大人っぽい女性。入学したときから目をつけていて朝のバスで隣になった際、話しかけた。「財布を忘れたのでバス代がない。1000円貸してくれないか」。翌日正門に近い場所で返した。その場で長い話し込んだ。六甲駅まで降りて今度京都へ行こうかと約束した。まだまだあるけど出会いはまあそんなん。よくそんな嘘が思いついたものや。それで数十年ぶりに合ったのですよ。感動の再会と言っておこう。普通はもう会えないもんな。

face time

昨日kが電話してきた。２時間ほど話してこれでは高く付くというのでなにか考えたようや。face time というアップルのソフトを使って電話してきた。こっちはスマホで話すがkはPCに向かって話しているという。iフォンの容量が減ってないからこれは無料のはずと言う。それはいいと言ってまた２時間ほど話した。今日、昨日の電話は有料だったというメールが届いた。5700円やて。私はその明細を見て笑った。最初の2時間を合わせれば高いでしょうな。

誰にでも無料でかけられるようなアップルのソフトなどないわねえ。普通に考えたら。こっちはラインもやってないのやで。すまんのう。

山縣

多田が素晴らしい走りをしたがバトンはつながらず。あれでは無理やろ。ずっと離れてるやん。多田は減速。山縣はかまわず加速。こりゃ開くわね。それに山縣はレーンのど真ん中を走っている。これでは多田はどうしようもない。詰まるばかり。今回の被害者。かわいそうに。