2020年10月11日、日曜日、晴のち曇。曇の予報であったが道の駅から眺める空は高千穂峰の上に雲があるが晴れそうだ。高千穂峰は鹿児島と宮崎の県境の山かと思っていたが山頂は確実に宮崎だ。よって宮崎の山とした。

7時40分駅から登山口の高千穂河原に向かう。

10㎞もないので8時過ぎに着く。駐車場が有料(500円)になっている。昔は無料だったと記憶しているが。8時25分出発山頂まで2時間弱だろう。

先ずは駐車場から大きな鳥居をくぐる。


広い道を5分も歩くと、

古宮址に着く。古宮址とは今の霧島神宮が前はここにあったからだ。

古宮に参拝。

古宮址前から右手に50mも進むと登山道入り口だ。

登山道と云ってもしばらくは石畳と石段の道を登る。

8時49分計数器を見ると、石畳の道は終わり、赤茶けた火山礫の道となる。

8時55分林を抜け視界が広がり御鉢が見えるようになる。

5分も歩かない8時59分いよいよ御鉢へ向かって火山礫の岩尾根の急登の始まりだ。

岩尾根に取付くと、右手後方に雲の切れ目に頭を出す桜島が見える。

左手後方には中岳が。今は通行禁止になっている韓国岳までの縦走路が見える。

火山礫のザレ場でなく、岩の上を行けば滑らずに歩ける。

尾根を登りだしてから15分弱、中岳の先に覗くのは韓国岳だろうか。

見返れば緑の中に空き地が見えるのは高千穂河原の駐車場だろう。その先の山腹に道の駅まで見える。だいぶ登ってきたな。

9時26分尾根を登り終わり、御鉢の馬の背に出る。山頂に雲がかかり始めた。


韓国岳にも同じく雲がかかり始めた。

御鉢の火口を右手に見下ろしながら馬の背を緩やかに登る。


御鉢から背門丘のある鞍部に下る所まで来るとガスが覆い始めた。

1分もしないうちに下る道はガスで50m先の背門丘のある鞍部も見えない。

9時44分背門丘に着く。背門丘は最初に霧島神宮が造営された場所だ。古宮は2代目で現在のものは3代目だ。


ここから山頂までは480mだ。もうすぐだ。山頂近くになってからきついのが山登りだ。完全なザレの登りです。


一瞬ガスの切れ間に見返ると御鉢が見える。


残り100mぐらいまで登と山頂らしきものが確認できる。

10時8分山頂です。


天の逆鉾

山頂で休んでいると一瞬青空が覗く。

10時28分山頂を後に往路を戻る。滑らぬように注意しながら背門丘まで下ると日曜日とあってぞろぞろ家族ずれが登って来る、10時40分。

御鉢の馬の背に出るとガスは切れたが遠くは見えない。強風の時はここを歩くのは怖いよね。

11時25分古宮址まで下り、お礼の参拝。御鉢が良く見える。

11時30分駐車場に下山すると、駐車場は車で一杯だ。

高千穂峰の行程、
高千穂河原8:25-8:30古宮址-8:49計数器-8:58尾根急登始まる-9:26尾根急登終る-馬の背-9:42御鉢分岐-10:08山頂10:28-11:25古宮址-11:30高千穂河原

ビジターセンターにより近くの立ち寄り湯を聞いたら新燃荘(600円)が人気と教えてくれたので早速行く。白濁湯で露天風呂は混浴だ。


夕食は昨日買ったサーモンの刺身と野菜サラダ、梅酒サワー。ご飯は食べかけでなく半分に減らしているのだ。

明日韓国岳を予定しているから、高千穂河原の駐車場で泊まりだ。気が付くと駐車場には吾輩の風来坊Ⅲのみ。夕方から時折雨がぱらついている。もう真っ暗闇です。
