人は人であり
草は草であり
松は松であり
椎は椎であり
おのおの栄えあるすがたを
みせる
進歩というような言葉にだまされない
懸命に無意識になるほど
懸命に
各各自ら生きている
木と草と人と栄えを異にする
木と草はうごかず
人間はうごく
しかし うごかぬところへ
行くためにうごくのだ
木と草には天国のおもかげがある
もううがかなくてもいいという
その事だけでも天国のおもかげを
あらわしているといえる
【 八木重吉 】
形あるものはそれぞれ与えられたいのちを生きる。
人は迷いながら***
今日も生かされて感謝
合掌