室江高剣道部の危機。部活はお前たちのものだ、、、どうするキリノ。ミヤミヤの涙。タマちゃんは！

　失敗があるから前に進める、、、諦めないから向き合える、、、だから、乗り越えて行けるんだ！

　【タマちゃん】は、母親【椿】さんに会いに来ております。お墓を丁寧に洗い、拭いております。そして、報告をする。お母さん、、、負けましたと・・・。
　剣道場。【キリノ】だけのかけ声が響いている。素振りをしている【キリノ】の表情は曇りがち。そこに【サヤ】が入って来る。軽く挨拶を交わす、、、このゆるさが室江高校剣道部の伝統でもある。【キリノ】が部長としてピリッとさせるのは難しいかもね。みんなを待っている間【キリノ】と【サヤ】は柔軟をしている。大会に負けた事、、、その中でも【タマちゃん】の敗北が大きかった。もう一人【コジロー】を心配する【キリノ】・・・声も小さく、やる気も見られない。クビが・・・。【キリノ】が【コジロー】のクビをつなげると、、、その言葉に【コジロー】も復活を果たす。すると、丁度良く【さとりん】【ユージ】【ダン君】の３人がやって来た。なぜ遅れたのか、、、【さとりん】が眼鏡をなくして、３人で探していたようだが、、、頭に乗せている所が実に【さとりん】らしいですね。【タマちゃん】は掃除当番で・・・【ミヤミヤ】は急なアルバイトで・・・。ほうきを持って【タマちゃん】の目の前でほうきで剣道をしている男子生徒たちを見て、何を想うのだろうか・・・。【ミヤミヤ】は「ムームーハウス」をのぞいていた、、、店長さんが接客していた。
　剣道場。【コジロー】と部員たちの息遣いと竹刀のぶつかり合う音がする。【キリノ】の面が決まり、、、【タマちゃん】が「遅くなりました」と・・・【ユージ】は気づいた。着替える【タマちゃん】、、、【キリノ】が作ってくれたブレイバー人形が落ちる。一人で柔軟をし、、、【キリノ】たちとのお茶の誘いも断わる【タマちゃん】。【ユージ】は何を感じていた。【タマちゃん】の変化に、、、【コジロー】が【ダン君】に指導をしていると校内放送が流れる。校長先生が【コジロー】を呼んでいる内容。嫌な予感・・・。ミヤミヤ、、、部活動のない放課後って、意外とながいですよね。他の女子生徒が【キャリー】に見えて笑う【ミヤミヤ】・・・。
　校長室。【コジロー】は自分の耳を疑ったかもしれない。【外山】と【岩佐】が引き起こした暴力事件。校長から運動部の連帯責任だと・・・剣道部の休部・・・まだ決定ではないが・・・。確かに、最近の剣道部を評価しているが・・・試合にも出てなく、活動も見られない【外山】と【岩佐】は剣道部員なのか？【ユージ】の感覚は確信に変わって行く、、、【タマちゃん】が変わった事に、、、彼女と稽古し、面を受けてわかる。【タマちゃん】の気迫、、、温かみがないというか、、、竹刀をただ振り回しているだけ、、、剣道とは何であろうか・・・。【ユージ】はその事を確かめたいと、、、【タマちゃん】の前で「上段」に構えた。止めて欲しい・・・【タマちゃん】はもとに戻ってしまったのか・・・。剣道部に残された時間は残り少ない。考えろって、、、【外山】と【岩佐】を見捨てろって事か？誰の為の部活だよ、、、【コジロー】の気持ちが伝わります。
　夕方。結局【ミヤミヤ】は部活に来なかった・・・。【コジロー】は【キリノ】と【サヤ】を剣道場に残す。話があると・・・剣道場に【サヤ】の「納得できない」の声がする。【外山】と【岩佐】に対する怒り。みんなが頑張っている矢先なのに、、、【サヤ】の感情の高まりも理解できた。【キリノ】は冷静だ、、、もしかしたら、そう見えていただけかもしれないが・・・。【外山】と【岩佐】を退部していた事にすれば、、、２人を切り捨てる、、、それは、嘘をつく事。それを決めるのは【コジロー】ではない。お前だ、、、キリノ。部長として決めるんだ、、、みんなの部活だから、、、生徒のものだから、、、部活を休止するか、、、２人がいなかった事にするかを選べと・・・。【サヤ】の振り上げたこぶし・・・【キリノ】の視線はどこを見ているのだろうか。
　ずっと【タマちゃん】を見て来たからこそ言える、、、【タマちゃん】の変化を、、、言葉にするのは難しいけど変わった、、、もとに戻っただけなの？【タマちゃん】の背中が遠くなって行く・・・そんな感じがした。一方「ムームーハウス」にいない【ミヤミヤ】を捜していた【ダン君】。【ダン君】も【ミヤミヤ】の変化を感じ取る、、、【キャリー】に負けた悔しさ、、、練習しても勝てなかった、、、だから、諦めるの？勝つまで、、、もう戻れない、、、その【ダン君】の手を握りたい、、、でも、、、それでも、、、【ミヤミヤ】も向き合えない。彼女の気持ちを理解する事ができなかった。頑張ってもできない事があるって、、、勝てない相手なら、、、剣道やっても無駄じゃないと・・・【ミヤミヤ】が泣いていた。【ダン君】に背を向けて駆け出すのだった・・・。
　暗くなった剣道場に【キリノ】と【サヤ】がいる。２人が【外山】と【岩佐】に言いたい事が沢山あるし、その気持ちも一緒だった。どこかで【外山】と【岩佐】を恐れていたのかもしれない、、、この楽しい部活を壊しに来るのではないかと、、、だから、見ないようにしていた。１年生の【タマちゃん】たちを試合に出してあげたい、、、でも、、、良いのかな、、、それで、、、２人がいなかった事にするのって、、、それは、嘘だと・・・。きっと【キリノ】はキリノらしい答えを出してくれると思います。
　【タマちゃん】はどうしてしまったのか・・・。圧倒的な力で剣道をしていた、、、恐怖を感じる程に、、、父親が止める程に、、、勝ちを急いでいるように見えた。【タマちゃん】に、しばらく剣をおいてみてはどうだと、、、それは、自分の娘が誇りだから、、、無理に剣道を続ける事が父親と母親の願いではないから・・・。夜。ベッド上で【タマちゃん】は何を見て、何を感じて、何を想ったのだろうか・・・剣道って、、、もうわかんない。
　その時が訪れた。剣道場に【キリノ】が入って来た、、、着替えようと部屋に、、、すると、退部届を見つける。封筒の裏には「川添　珠姫」と書かれてある、、、防具に「レッド」のブレイバー人形がついていた・・・。