市子のお金に対する考え方は否定できない。もっとお金があれば楽しい。もっとお金があれば元気になれる。それでは、お金より大切なものって?あるのかな。貧乏な事っていけない事なの?そんな大切な事を市子は、いつも教室で寝ているクラスメイトの石蕗恵汰に出会って学んで行く。彼は貧乏だよ。付き合うならばナシだよね。でも、頑張っている。両親の代わりに借金返済と4人の弟妹たちの為に頑張っている。貧乏ヒマ無しな生活をしている恵汰。市子のひねくれた性格の為に喧嘩になってしまうけど。恵汰の持っているもの。それは「家族」。人なんだ。支え合う事のできる大切な人。そこには「本当の友達」もあるかもしれない。お金が全てでは無い事を知る。自分の両脚で踏ん張って、妹や弟たちに見せてやりたいんだ、生きるって事を。カードを探して恵汰の弟が川へ転落し市子の「幸福エナジー」を使って助けた。何とかしたい。助けたい。大切な人はすぐそばにいるんだ。だから、貧乏神の紅葉は人間に期待をしたいんだ。
「人間がつまらない生き物だなんて知ってるよ。でも、たまに凄く面白い」
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