人は、自分を映し出す鏡である
という言葉、考え方をきいたことがあるでしょうか。
私は何度も聞いているし、それについて書かれた本も読んでいますし、最近もよくこの言葉を目にします。
人によって解釈がちょっと違うかもしれませんが、私が最近思うことを書こうと思います。
自分に接する人が、すごく厳しい、思いやりのないことを言ってきたとします。
私は「なんでこの人はこんなに冷たいんだ、酷い」と思います。
そんな時はね、自分が自分に対して、厳しくて冷たい目で見ていて、酷い言葉を自分にかけているということだと思っています。
自分で自分のことを許せないってこと。
私はずっと、若い時は「自分に厳しく、人にも厳しく」だったんです。
今思うと嫌な奴ですよ~。その頃は、顔つきもきつかったです。
若くて、今よりも肌艶が良かったのにねえ。もったいないこと!
けどね、それは仕方なかったなと思っています。
だって、社会も家庭でも、「自分を厳しく律し、嫌なことも我慢して、きちんとするのが望ましい」と教えられてきたから。
そう行動すれば、良しとされていましたし。
だから、弱音を吐かずに、大変でも我慢して頑張ったら良いんだって。
それで無理をして体を壊すわけです。
全然良くないです、そんなの。
そんな思考をしていたから、自分に対して厳しい態度をとる人と結婚したと思っています。
ほんと、酷いこといっぱいされましたけど、それって、私が私自身をいじめていたとも言えるんですね。
ぼろぼろになって初めて、自分のこと大切にしなきゃってわかりました。
そんなんなる前に、気づけよって話ですけど、そのくらいにならないと変われなかったんです。
離婚して、子供と自分の幸せを最優先にして暮らし、数年後に今の夫と結婚しました。
夫はとても優しいです。結婚しても、子供が産まれても、変わらずずっと優しいです。
結婚後まもなく、とてもつらいことがあったとき、夫は私と共に悲しみ、私をいたわってくれました。
私はそれがとても嬉しく、ありがたくて、お陰で早く立ち直ることができました。
誰かが寄り添ってくれて、助けてくれるって、こんなにも力になるんだなと実感したことでした。
前の夫は、言うまでもなく、ダメージを受けていた私に対して、更に攻撃してくるくらいの人だったので、
体も不健康だったんですよねえ。
これはね、相手がどうのじゃなくて、やっぱり私自身が変わったからだと思っていますよ。
そんな優しい夫ですが、やはりお互い未熟で成長中なので、うまくいかないこともありますけど
それは日々、お互いにね、磨き合っています。
でも、私は自分に優しくするようになって、かなり周りの状況が変わったなあと思っています。
自分に優しくすると、世界が優しくなるんだなあ。
それが、鏡ってことなんだと思っています。
コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。