女神になりたい主婦のブログ

聞こえてるけど聴き取れない

APDという聴覚情報処理障害は、聞いたことがあるでしょうか。

私は2年前くらいかなあ、このAPDという症状について知って
これは、私のことだなと思いました。

APD自体があまり知られていないし、ちゃんと診断できるところは、あまりないようなので
誰かに診断されたわけではないのですけど。

タイトルにある通り、聴力は正常なので聞こえるんですけど
雑音の多いところだと、音が全部耳に入ってきて
話をしていても、何を言われているのかわかりません。

聞こえた言葉が、頭の中で理解されないのです。

聞き間違いも多いので、おかしいな?と思ったら
一度頭の中で聞こえた音を考え直して、「あー、こう言ってたのか」と
わかることもあります。

耳が悪いんじゃなくて、その音を理解する脳の方の問題なんですかね。

雑音の多いところ、居酒屋とかの飲み会、電話のはっきりしない音声
マスクをした状態での会話…

どれもとても苦手です。

聞く音をちゃんと選べないのと、不明瞭な音を正確に聴き取るのが難しいです。

だから、私はいつの間にかすごく視覚に頼っているんだなと気づきました。

口元を見て言葉を予想することもあるので、口が見えなくて、音がこもるマスクは苦手なんです。

テレビも字幕が出てるとありがたい。


こんななので、仕事で電話を使うのは、とても苦手でした。

もともと電話が好きじゃなかったのは、自分のこの症状のせいだったんだなあって
後で分かりました。

静かなところで、他愛のない話をするのなら良いんですけどね。

仕事だと、周りにも音があるし、聞き逃してはいけないし
聞いた内容を理解してメモを取ったりする必要もありますよね。

聞いたことを記憶するのも結構苦手なので、電話ってすごく難しいんです。

記憶力は悪い方じゃないと思いますが、視覚からの情報を合わせないと
記憶するのが難しい。

授業なんかだと、耳からも目からも情報があるので、大丈夫なんですけど。


これが子供の頃から分かっていたら、無理することなく
自分にとっていい方法を選べたのではないかと思います。


大人になって、本当に自分に向いていない仕事をして
すごくストレスを感じていたんだなあってわかりました。

今なら、電話を使う仕事は絶対にしません。

人と話すなら、直接会って顔を見て、一対一で。
でないと、ちゃんと聴き取れないんですもん。

話すことは好きなんですよ。

今の時代は、お店の予約も電話じゃなくてネットでできるし

誰かと連絡を取るのも、電話ではなくて文字のメッセージを送るのがほとんどなので

私にとっては、とても便利です。


昔にはわからなかったことが、最近になってわかってきた
ということはたくさんあると思います。

こういう障害とかね。

こんな人もいるんだなーって、多くの人に知ってもらえたら助かるので
私も、他の人の色んなことを知って、いくらか理解できたら良いなと思っています。

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