美味しいものを食べるのが好きです。
母は、いつもきちんと栄養を考えた食事を作ってくれていて、味も美味しく
私はとても豊かな食生活を送っていたと思います。
特に料理を教えてもらったわけではないけれど
美味しいものを食べて育ったお陰で、今は美味しいご飯を毎日作れていると思っています。
健康のためにも、栄養を取るのはもちろん、美味しく、気分良く食べるのは心にも、大事なことなんですね。
モラ夫と結婚していたとき、私は頻繁に料理をけなされていました。
実際、うまく作れていない日もあったので、それは悪かったでしょうが
食べられないようなものを作っていたわけではありません。
多分、文句を付けたくて、しょっちゅう、まずいだの、味が薄いだのと、ケチをつけていたのでしょう。
言えば、私がショックを受けるので、それを見たかったのだと思います。
そんなに偉そうに批評するからには、よほど素晴らしい舌をお持ちなのかと思いきや
市販の麻婆豆腐の素を使ったときに、美味しいと大満足。
そりゃ、美味しいんですけどね。全くの手作りだと思ってたんですよ、この人。
麻婆豆腐の素は美味しいです。
でも、調味料を合わせた手作りの味とは、明らかに違いますよね。
レトルトの味っていうのかな。必ず、そういう味がします。
でも、そんなの全然わからないみたいで。
別に良いんですよ、レトルトの味が美味しいならそれで。
使えばいいんです。
なのにね、そういうのはダメだとか、また馬鹿にするんですよね。
美味しいって言ったくせに。
結論。何使っても、何作っても文句言う。
これがエスカレートしていって、その後、私は味覚障害になります。
味がわからなくて、本当に美味しく作れなくなりました。
けれど、私にはとてもかわいい子供という味方がいました。
とても食欲旺盛な子で、離乳食からいっぱい食べました。
ベビーフードは全然食べないので、いつも手作り。
離乳食だから、そんなに凝ったものではなく、素材の味メインなんですけど
美味しそうによく食べました。
元夫は、離乳食を見て、嫉妬していました。
（は？って思ってたよ！）
作るのに手間がかかっても、美味しそうにたくさん食べるのを見ると、とてもやりがいがあり、うれしいものです。
言葉が出る前から、仕草で、美味しい！と表現してくれました。
かわいいね〜。
離婚してから、子供と二人暮らしになり、毎日、美味しいねって笑いながらご飯を食べるようになりました。
私は、家出してから、しばらく実家で過ごしている間に味覚を取り戻し、まともな料理ができるようになっていました。
大したもの作ってなくても、子供がいつも喜んで食べるんです。
美味しいって、毎回言ってくれるんです。
ママのご飯は世界一美味しい！って、言うようになりました。
きっと、私が毎日、ありがとうって喜んでいたから、娘はいっぱい言っていたのでしょうね。
とても優しくて、かわいくて、本当に娘に感謝しています。
とっても救われました。
嬉しいことに、下の子も食べるのが大好きで、今は息子が
ママのご飯が一番美味しい！と言っています。
再婚した夫もまた、食べるのが好きで、しかも味に全くうるさくなく、何でも美味しく食べます。
私の料理をいつも褒めてくれます。
家族みんなで、美味しいね〜と、今では楽しく食事をするのが当たり前になりました。
なんと幸せなことか！
ご飯食べるのって、お腹が満たされるだけじゃなくて、心が満たされると思っています。
だから、今後も食事はずっと大事にしていきたいです。
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