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当店にて日常の些細な事や感じた事を楽しく語っていこうと思っています。

「1Q84」~

2009-06-11 11:52:57 | 日常細事
 先日、ラッキーにも本屋の最後の在庫を手に入れることができた、
村上春樹さんの新刊「1Q84」が、発売2週間で100万部をクリア
したというニュースが流れました。
好調な売れ行きの理由は7年ぶりの新刊だからと安易に考えているのですが
マスコミはどうもそれだけではないような報道をしています。
ネットでの先行予約で評判になったとか、内容を事前に公表しなかった
ための期待値効果だとか様々です。

春樹さんの本は全て読んでいるのですが、基本的には“読みやすさ”と
“ストーリーの巧妙さ”プラス文芸作品としての品格だと思っています。
音楽的にもクラッシックからジャズそしてポップスまで肌広い見識で作品のなかに
書かれています。ボクはジャズが好きなのでジャズに関する著書でも春樹さん独特の評論をいつも興味深く読んでいます。とにかく緻密さに溢れた表現力には驚くばかりです。
今回の新刊でも各所に音楽を背景にしてストーリーは展開されているようです。

まだ、読み始めたばかりなのですが、いざ読み始めると止まらなくなるのが
春樹ワールドなので、時間のあるときにゆっくり読みたいと思っています。
昨日も、ホロ酔い気分で読み始めてどんどん春樹ワールドにのめり込んでしまい、
このまま読破しようかと思ったほどでした。

こんなところが売れ行きの良さなのでしょうか?
20年前話題になった「ノルウェーの森」は900万部も売れたのですから
「1Q84」はどこまで売れるか楽しみです。