「地震」 と 「断層」

　「活断層」をWikipediaで調べると、

　「断層」のうち、最近の地質時代（特に数十万年前以降）に繰り返し活動し、将来も活動すると推定される断層のことをいう。

ですが、何でも知っているBing（ChatGPT）に訊ねると、

活断層とは、地震が起こる際に地盤がずれる場所のことを指します。活断層は、地下に斜めに広がっていることがあり、地表で見えている活断層から離れていても、地下に活断層が広がっていれば、そこでも強く揺れる場合があるそうです¹。

活断層には以下の特徴があります。
- 一定の時間をおいて、繰り返して活動する
- 活動するときは、大きな地震を引き起こす可能性がある
- 活動する周期や規模は不規則である³

以上、参考になれば幸いです。
（原文の儘）

だそうです。

　この説明から考察するに、

①　地震が起きたので断層が出来、将来も地震が起きた際にズレ易い断層を「活断層」という。

②　地下にズレ易い場所が有り、そこが現状応力に堪えられなくなった時に地震と同時に断層を生成し、将来もその断層が地震の原因になるとされる構造を「活断層」という。

です。明確では無いのですが、WikiもBingも②に近いと思います。つまり「たまごニワトリ問答」で、「①地震が原因で活断層が出来る」と「②活断層が原因で地震が起きる」があり、現在では②が主流のようです。

　常識で考えると②が正しいように思えますが、科学的考察では①だと思います。

　「活断層はズレ易い構造」と云う定義だとすると、「活断層」は現在応力を簡単に解放するので、小さな地震を起こし易いと言えます。逆に「活断層同士が強力に噛み合ってズレ難い」場合は、蓄積された現在応力が新しい断層を生成し同時に巨大地震を引き起こすと考えられます。

　つまり、「活断層」の存在を確認しても、それだけでは「地震の予知」には繋がらない事になります。これが、「地震予知連絡会が予測する地震確率の高い場所」以外で巨大地震が発生する理由だと思います。

　国費を投入した「地震予知連絡会」から、私費で楽しむ「自身予知連楽会」に改組し、同好会にした方が良いような気もしますww