トラネコジャーナル

毎日楽しく、前向きに。
ねこ兄弟とアートを中心に
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トラネコの日記

絶品!瀬戸内国際芸術祭-2 豊島(てしま)その1

2010-10-23 | アート
ああ、直島はすばらしかった。
ベネッセミュージアムはいけていないし、
名物のお風呂屋さんも行っていない。
さらにはあちこちに点在するアートも
家プロジェクトの1箇所しか行っていない。

しかし!なにごとも縁と、すっぱりと
あきらめが早くて前進あるのみの同行の先輩ナホさんの、
豊島と犬島に行く!の一言でスケジュール決定。

最初は私がスケジュールをじくじく組んでいたのだけど、
ナホさんが俄然がっちりスケジュールを組みはじめました。
先輩のしきり魂に火がついたようです。
私はといえば、高校生の娘のごとく、その横で寝転んでエクスペリア片手に
何もせず、ひどいもんです(冷汗)

お互い超早起きコンビ。0530にどちらからともなく「おはよー!!」
と、早朝お散歩をしました。
ホテル・オリビアンは広大な敷地で、小豆島の高台にあり、海が見渡せます。
結婚式を挙げたカップルのオリーブの植樹など、イギリスの田舎の景色のようです。
 

お散歩途中で出会った猫さん、朝ゴハンで出会った猫さん。



さあ、豊島に向けてGO!
朝0930着。

オラファー・エリアソン「ビューティー」
築100年の倉を使っています。並んでいます。


中は真っ暗。そして音もなく、倉の中に霧のような雨のようなものが
降り注いでいます。そこに光が当たって、虹が。
そのやわらかな水と光、そして虹が真っ暗な倉の中に浮かび上がります。
たしかに、究極の美なのかもしれません。

おごそかで、さわやかな気持ちになって倉を出ると、美しい民家。
ああ、島全体がアートですね。


次は
大阪芸術大学豊島アートラボ 「ノリとたゆたう。」
閉まっていた海苔工場の屋内に敷きつめられた白いポワンポワンしたものに横たわって体感します。
触覚、浮遊感、光、音。心地よい空間でいつまでも楽しめそうです。
かなりリラックスできました。反復する自然の水の音、やわらかく支えられる安定感、
暗闇、明かり…。感覚が開放される感じです。
 

さて、さてこちらも並び始めたので、次へ。
すると、道にゴージャスなモンプチ・ツンデレ姫登場。


きれいにお手入れされているので近所の飼い猫さんのようです。
次々来る訪問者の中で気に入った人だけに挨拶に来るちゃっかりもの、でした。
うう、でもこのツンデレがたまらない。

そして
クリスチャン・ボルタルスキー 「心臓音のアーカイブ」




海のほとりに立てられた小さい家。
その中はこのアートに参加したあらゆる国の人の心臓音が録音され、再生されるのです。
いろいろな人の心臓の音も聞くことが出来ます。
なにそれ?ってかんじですけど、真っ暗な部屋の中で、爆音で聞く心臓音。その音とともに点滅する光。
それは心臓の音だけを聞いている胎児のような、
原始の世界の生物のような、不思議な体験です。宇宙。そんな言葉が頭をよぎりました。

バスで豊島美術館前へ。
お昼時ではありますが、まずは豊島美術館の整理券をゲット。
このあたりも美しい景色が広がります。


そして棚田のほうへ行くと・・・
戸千世子「Teshima Sense(豊島の気配)」
 
田をわたる風にゆらゆらプロペラのような白い羽が揺れる姿は
なんともゆったりとした何かを教えてくれます。
ずーっと見ていたいようなふしぎな感覚。風の存在を教えてくれる空間です。

そして山を登っていくと、集落。
 

直島も豊島もたくさん自然のイチジクがなっています。
かわいい、石垣。島や集落によって組み方が違うそうです。
 

さて、そろそろお昼です。→その2へ。
 
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