私色の花

まだまだなんとか頑張って、私なりに咲いています。

季節の香り

2022-03-29 17:57:00 | 想い



いつかまた
春の匂いも
感じることができますように。



妄想物語 (´・Д・)」 紫陽花

2017-10-19 21:37:36 | つぶやき


先月のお彼岸。
道端にたくさんの彼岸花が咲く中、
気がつくと我が家の庭に、ポツンと一つだけ
季節はずれの小さな紫陽花の花が咲いていた。
母の日に、兄とプレゼントしたあの紫陽花に。



母がいなくなって、花も終わって。
鉢を持ってきて我が家の庭に植え替え約二ヶ月。

その小さな花は、日ごとに色を変えた。



母が私にこんな形でアクションを起こしてきた。
と思いたい。

『お久しぶり。お彼岸だし、せっかくなんで
ご挨拶程度に咲いてみました (´・Д・)」』

的な。


『しばらくはここで咲いてるから。
ちょくちょく見てよ (´・Д・)」』

なんて。



『でも…最初に咲いてたのみたいに
綺麗に咲かせられなかったわ (´・Д・)」』

だって。



そうだね。

でもありがとう。お母さん。




なかなかイイ。

2017-08-22 23:31:25 | つぶやき


まだまだ暑い日が続いている。



『あの家のどこに飾っても合わなかった』
と母が言っていた藍染のタペストリー。
兄はこういう物には全く興味が無いらしく、
昨日実家の玄関から外し持ってきてくれた。
ずっと欲しかったものがやっと我が家に。

なるほど、確かに我が家には…と思ったが、
最後に玄関に飾ってみたら結構しっくりきた。



ふふっ。なかなかイイでしょ、お母さん。

『ほ〜んと。イイじゃないの!』
なんて、弾んだ母の声を想像してみる。

『可愛いね〜』
なんて、また二人で笑いたい。



そっと手を合わせて母に感謝した。


母の四十九日。






あれからずっと。

2017-08-04 23:59:33 | つぶやき


外はほんとうに久しぶりの雨。
母が逝ってからちょうど1ヶ月。

母が大好きで毎日飲んでいたお抹茶。
母が残した抹茶の粉と、抹茶茶碗と、茶筅で
毎朝お抹茶を点て母の写真の前に供える。
あれからずっと。

母は喜んでくれているだろうか。

最初の半月は毎日、今は一日置きに父の所へ行き
一緒に夕食を食べ、父の部屋にしばらくいて
最後にひととおり掃除をして自宅に帰る。
兄はこちらに来る日以外は
毎日欠かさず、朝と夕方連絡をくれる。
私たちは別々に暮らしているけれど
寄り添い、支え合って生きている。ような気がする。
あれからずっと。

母は私たちを見ていてくれているだろうか。

なんだか、母の身体ばかりか
魂みたいなものまでも全て消えてしまって、
母の何もかもが無くなってしまったような
そんな気がしてならない。あれからずっと。





そういえば先週、元彼から連絡があった。
昨年の二月に聞いて以来の声。
まるで何事も無かったかのように
フツーに連絡してきやがった。
そして、
母を亡くした私をフツーに心配していた。
彼はきっと、
毎年夏の暑い7月下旬頃になると、
辛い別れ方をした昔の彼女の事を思い出し、
その時つい一緒に、
私の事も、思い出しちゃうんだろうな。
これからもずっと。


以前母に彼のことを少しだけ話したことがある。
その時母はものすごく酷い言葉を私に浴びせた。

よくもまあ娘にそんな酷い事を… ( ̄_ ̄|||)
失礼にも程があるわっ (´・Д・)」


って腹が立つより驚き呆れたけど、
今となっては良い思い出で、笑い話です(笑)





泰山木の花。

2017-07-29 23:03:34 | つぶやき


あの日。母の葬儀の日。

花瓶に生けられた
前日まで蕾だった泰山木の花が
翌朝、パカッと開いて咲いていた。



木に咲くこんな大きな花があることを、
今年初めて知りました。
いつもの癖で、直ぐ花言葉を調べてみた。

【前途洋々】
今後の人生が大きく開かれていて
希望に満ちあふれている

【壮麗】
大きく立派で美しい



私のこれからの人生、
そこまでの希望や期待はもう無いけれど。
立派な人生など、歩めるハズもないけれど。
泰山木の花の横で、
『大丈夫よ』
と優しく母が微笑んでいるような気がした。


そして今日も優しく微笑んで、
『おめでとう』
って言ってくれてるかもしれないなー。