今日の早朝、
兄と一緒に車に飛び乗った。
まるでドラマのワンシーンみたいに
病院の廊下を走ったけれど
少しだけ間に合いませんでした。
母と最後まで頑張ってくれた看護師さんが
泣きながら母の最期を教えてくれた。
辛かったと思う。ありがとう。
母も辛かったと思う。
最後、少しも一緒にいてあげられなくて
ごめんなさい。
今、母の横にいる。
さっき兄と交代し、今夜は母と私の二人きり。
薄い掛け布団と枕を持ち込みゴロゴロ。
くつろぐ気満々です。
母の顔は時間が経つごとに
どんどん穏やかに可愛らしくなっていく。
息をして、スヤスヤ眠っているように見える。
私が持っていった
タオル地の巾着とウサ子を気に入って
母はいつも病室の枕元に置いていました。
今夜もウサ子と、そして私も一緒です。
きっと明日の夜も。
これからは、
こんなふうに書いてることも
全部母に見られちゃってんだろーな。
泣き疲れて目が痛い。
こんな夜でも
少し眠れそうな気がしてきた。
今までありがとう。
お母さん。
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