NAECO/気がつけば二人旅(笑)

2011年4月5日から中国~インドを周遊♪

6年の歳月

2011-04-24 19:05:26 | 日記
6年ぶりに訪れたネパールですが、やはりいろいろと変わっていました。

まず。以前泊まっていた宿は、オーナーが変わり、名前もシバパラダイスからトラベラーズパラダイスへ変わってました。お世話になったスタッフもどこへやら・・・。


それから、静かで過ごしやすかったダルバール広場周辺は、タメル同様に人々の賑わいが増し、いやらしいネオンのライトまで付くほどの変わりようです。


そして、男女の関係も変わってきたような・・。以前は、タバコを吸うなどの悪さは女子のみがグループとなって、こっそり喫茶店に入っていくのを目にしましたが、今となっては堂々と、男女混じってタバコをふかす若者を目にします。


幸か不幸か?いまやネパールも韓流ブームです 笑
日本人はあまり相手にされていないような感じが漂います。現に、以前と比べるとほんとにネパール人の絡みが少なく、私としては快適です。というより、ニーハオとよく言われる有様です。


極め付けが、値上がり!どんだけー!って思うほど、物価が上がってきている気がします。昔は、「ハロー、1ルピー!」が、10ルピーって言われるようになってほんとびっくり!25ルピーで食べていたダルバードも、40ルピーになってました。。。


そして最後に。ネパールも5年前から計画停電を始めたようです。
電気が通う時間が限られていて、夜はほとんど街灯ない上に、お店の明かりも少なく、歩道をバイクがものすごい勢いで走っていくので、生きた心地がしません。


6年の時間の長さを感じました。




ネパール入国!

2011-04-23 18:08:00 | 日記
ネパールに到着しました。

今回で2度目、実に6年ぶりの再来です。


コダリという町に入ると、完全に人の容貌が変わり、どことなくスパイスの匂いがしてきました。


うん、懐かしのネパールそのものです!


私たちは2時間後に出発する公共バスに乗りました。


これまでランクルで快適に過ごしていたこともあり、その乗り心地の悪さといったら・・・。


そして、暑い!!!!


恥を掻き捨てるようにして、イミグレーションオフィスで長袖を脱ぎ、迷惑がられてるのもそっちのけでコンタクトレンズに変えてサングラスを装着しました。



なんとか定刻頃に出発しましたが、道が舗装されていないのと、すぐ傍が川の流れる渓谷になっているのに、ガードレールもまったくありませんでした。


その光景が怖くて怖くて、何度死ぬって口にしたことか・・・・。
今、生きているのが不思議でたまりません。


ガイドブックには、カトマンドゥまで4時間かかるとされてましたが、予定の時刻は大きく上回り、7時間近くかかってました。。





何が問題って・・・。



トイレです!!!!!!



ぜんっぜん、トイレ休憩がなく、いきなり止まったと思った場所はただの林。


男たちは悠々と道路わきで事を済ませてました。



念のため、出発前にトイレに行ってましたが、やはり到着まで持つはずもありません。
どうしようかと思っていたら、ネパリーのマダムが男たちと一緒にバスを降りていくではありませんか!?


「私も行く!」

そういって、勢いで降りましたが、男の人たちがそんじょそこらで事をなされているので隠れる場所もありませんでした。



マダムも同じ気持ちだったのでしょう。


戸惑いの表情を浮かべ、バスに戻っていきました。


我慢の限界に近かったはずなのに、なぜか私も一人では勇気が出ず、一緒に引き返すはめに・・・。


このときほど男になりたいと思った日はありません 笑



とりあえず膀胱のもつ限界まで文明人らしく振舞おうではないか!
と、心に決めたものの、言葉少なに頭で考えていたことはおしっこのことだけでした。



警察の検問が来た瞬間、チャンスだ!と思いました 笑


まっしぐらに降りて警察の腕つかみ「トイレは??!!!」と叫んでました。




ほんとに、漏らさなくて良かったー!!




長距離バス、二度とごめんです。。。









食欲

2011-04-23 17:52:53 | 日記
一人で旅をしていると、これまで、あまりおなかがすいたという感覚におそわれることはありませんでした。


そして、20代前半の頃も、一緒に旅をしている仲間がいても大抵男の子に出会うことが多かったため、そんなに一生懸命食べることもありませんでした。

若さゆえ?に、恥ずかしくておなかがすいたなどという事ができなかったと思います。


しかしながら、今回の旅はひたすら食べてます 笑


私が雄太君に向かって話すことといえば、ほんとにごはんのことです 笑
「おなかすいた?何か食べにいこ?」
「車乗ったら、おなかすいたって言えないから食べるもの買いにいこ!」


そして雄太君が私に言うのは「姉さん、よく食べますね!」です。


もはや呆れて失笑されてるような気がしてなりませんが、なぜだか色気より食い気に走りまくってます。


これってやっぱり年のせいなのでしょうか?
うら若き乙女の恥じらいはどこへやら・・・?


30を前にして、本当に女子力が激減です。。。やー、やばい。。






チベット国境越え最終日 第3日

2011-04-23 17:16:30 | 日記
朝、5時45分に起きて早速出発の準備に取り掛かりました。


夜中はさすがに寒すぎて、肌が露出している部分は氷のように冷たく、途中から寒くて寒くて眠れる気がしませんでした。



いっそのこと雄太君の布団に潜り込んでやろうかという考えが過るほどの寒さにビックリでした。。。



車に乗り込みましたが、やはり寒い・・・。


恥を忍んで雄太君にくっついて寒さをしのぎました。
外の景色は、完全に暗かったのでもう一眠りしながら国境の町を目指します。



午前8時ころでしょうか、朝日が昇り始めたのと時を同じくして、目の前に雪に染まった山脈が現れました!

チベットで一番高い山とされる標高8100mの山でした!!!!



連なった山の数が壮絶すぎて、これまで見たことのないほど美しい光景に言葉が見つかりませんでした。


昨日、一昨日と、決断を迫られる状況が何度かありましたが、私も雄太君もここまでラッキーが続くなんて、神様が味方してくれているような気がします 笑。

日ごろの行いが良くて、本当に良かった!なんちゃって。



そして、ネパール時間にして朝9時。ダムの町を過ぎてコダリに到着しました。


結果的に、ラサから国境までにパーミットを確認したのは、2ヶ所のみでした。
国境でのイミグレーション手続きなどなど、私たちは中国語が話せないので、やはりガイドがいたほうが手際よく通過することができたように思います。


コストのかかる旅行ではありましたが、それだけ見る価値のあるものに出会えたことと、陸路での国境制覇という目的を果たせたと思ったら、十分でした。


ネパールに入ったら、もうすぐ雄太君とも離れて新たな旅を迎えることになりそうです。







ラサ~ネパール国境越え 第2日

2011-04-22 15:04:46 | 日記
2日目を迎えました。

6時半に起きて、こっそりガイドのポンパさんに見つからないようにして、外出の支度を始めました。


前日の夜、シガツェに鳥葬場があることを知ったのです。ポンパさんに連れて行ってもらうようにお願いしましたが、現在ラサ以外の場所は外国人には公開されていないとのことでした。


どうしてもどんな場所か見たくてたまらず、朝決行することを企んだのです。


朝7時、ホテルを出ましたが、暗闇です。めちゃめちゃ怖いですが、もうすでに目の前にあるお寺やその周辺にはお参りをする人の姿が何人も見えました。




出てきた瞬間、ガイドブックを忘れましたが、記憶を頼りに進みます。


ただ・・・標高3900M。やっぱり歩くには、いささか厳しい・・・。
はぁはぁあと息を切らしながら、雄太君の歩幅に合わせて歩きますが、本当にきついっ!


なんとなく、あそこじゃないか?という場所は、4000M付近でした。

雄太君は、悠々と進んでいきます。彼に先に行くように伝え、私は行けそうなところまでゆっくり歩くことに決めました。


小高い丘のような場所から見える景色は、本当にきれいでした。



が・・・。



次の瞬間・・・・。



犬が!!!!!!!!


ほえてる~!!!!!しかも、放し飼い?っていうより、野犬???




もう、ワンワンいいながら、めっちゃ接近してきます。


助けてーーーー!!!とは思ったものの、孫悟空の雄太君はとっくに山の上。

チベタンの人が歩く姿も、わずかながら見えますが遠くて遠くて・・・。
この上なく危機的状況に直面してました。




と、とりあえず。石を持って、最悪なシチュエーションに備えました。


なんとか、転げずに人の歩く道まで降りていくと、凶暴なワンコたちは丘の上から馬鹿にするように見下ろしてました。


めっちゃ悔しいっ!!!!


私はこの旅の中で、少なくとも3回はチベット犬に吼えられて怖い思いをしました。
中でも、トイレに行こうと思ったら場所を間違ったらしく、すぐそばにチベット犬が番犬として見張りをしていました。


以前、ネパールで共に過ごしたことのあるこうさんという男性から、チベット犬はすごく怖いという噂を聞いてましたが、間違いないです!!!


やつら、まじでデカ過ぎて、吼え方も半端なかったです。熊か?ってゆっても大げさではないと思いました。

もう、かみ殺されてもおかしくないなっていうほどの距離から、今にも紐を引きちぎってやってきそうな時には、ほんとに生きた心地がせず、ヘナヘナになりました。


チベットを旅行する方は、どうか犬と公安だけには細心の気配りをしていただきたいですね 笑



ようやく、9時半。ポンパさんと待ち合わせし、寺を見た後にティンリを目指します。



ポンパさんは私たちのパスポートを没収し、パーミットオフィスに行くとのこと、私たちは寺の中を自由に見て回ることができました!



しかし、本日2回目の恐怖・・・


待ち合わせ時間を過ぎても、ポンパさんも車も一向に姿を見せないのです。


私たちは、ひとまず動かずに待つことを決めましたが、しだいに不安が・・・。

ま、まさかパスポートと、私たちのしょうもない荷物を持ってトンズラされたんじゃ!?


ホテルのフロントで、ポンパさんが宿帳に記入した連絡先を聞きました。


電話番号、間違ってる!!!!!!これって確信犯??????


オーマイゴッド!!!!
このときほど、叫びたい衝動に駆られたことはありませんでした。

雄太君と二人、空しく取り残されてしまい、私はあと1日過ぎると不法滞在の身分です・・・。



いろんな最悪なことが頭をぐるぐる回り、どう打開しようか考えていたほんの時間(実際は、ほんとーーに長く感じてましたが)



ポンパさん、戻ってきたーーーー!!!!!!



ほんとに、パニックになりそうでしたが、雄太君が冷静でいてくれて良かった!


私たちは、無事に国境を再び目指すために走り出しました。



見えてきたその先に、エベレストの姿がありました!!!!!!


というより、エベレスト自体は雲に隠れているようでしたが、ものすごく神々しい山々が視界に広がってきます。


ポンパさん曰く、今日ここに滞在するなら明日は朝早くに出発しなければならないとのこと。

がんばってこのままダムという町に行くか、それとも泊まるか?どうするかを聞かれました。



私たちとしては、朝日に映るヒマラヤ山脈を見るのが目的だったので、この決断はとても複雑なものでした。

6時だと、完全に夜なので何も見えることはありません。あぁ、せっかくここまでやってきたのに・・・と半ば悔しい気持ちでしたが、それならせめて夕日に沈むヒマラヤを見よう!雲ですこし隠れていたので、ここで顔を出してくれるのを祈って、今日はこのまま泊まろうということにしたのです。


そして、夜8時半、見事にエベレストの姿を見ることが叶いました。

雄太君と二人、感動のあまりうまい言葉が見つかりません。



というより、彼は一人でXジャパンを聞いてました 笑


夜、標高4200mにあるオールドティンリに広がる空には眩いほどの星が散らばっていました。


この旅一番、いや、今まで旅行してきた中でもNO.1なほどの美しさに感動しまくりです。


部屋はやばいほどに隙間風に吹かれ、なぜか宿の中にはには忌々しいワンコの姿が・・。

トイレに行くにも命がけでした 笑



それでも、こんな厳しい場所にあって、素敵な経験を重ねることができたのは本当に幸運です。


いよいよ、チベットの旅行も佳境を迎えますが、文句なしに大満足な旅になったように思います。


シガツェ~オールドティンリ