のびのびのぶログ

水彩画や好きな音楽について語ります。なんでも伸び伸びと書いていきます。でも忙しくて更新が延び延びになるかも。

大震災~どうして人は、失わないと大切なことに気づかないのだろう。

2011年03月16日 06時43分41秒 | 日記
学校で大震災に遭いました。
子どもたちの安全を確保し、
避難所になったので、学校に泊まったりして
家に帰ると、あちこちが壊れていました。
それでも妻と娘たちで力をあわせて片付けたそうです。
今回、失ってはじめて気がついたことがたくさんありました。
私は、
家族でもその気持ちをはかれないことがあって、心を痛めていたのですが、
今こういうときだからこそ、
行為の意味を考えたいものです。

ここ数日、テレビでは民放CMが自粛されているために、AC公共広告機構のCMが流れています。その中で心に残るCMがあったので、調べてみました。
これは、宮澤章二さんという詩人の詩を基に作られたそうです。
宮澤さんは、埼玉県出身で有名な「ジングルベル」の作詞などをされた方です。

『行為の意味~青春前期のきみたちに』より

行為の意味 
               宮澤章二
    
あなたの〈こころ〉はどんな形ですか
と ひとに聞かれても答えようがない
自分にも他人にも〈こころ〉は見えない
けれど ほんとうに見えないのであろうか

確かに〈こころ〉はだれにも見えない
けれど〈こころづかい〉は見えるのだ
それは 人に対する積極的な行為だから

同じように胸の中の〈思い〉は見えない
けれど〈思いやり〉はだれにでも見える
それも人に対する積極的な行為なのだから

あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
〈心〉も〈思い〉も初めて美しく生きる
-それは 人が人として生きることだ


このようなときだからこそ、
「人が人として生きる」ことが大切ではないでしょうか。

我が家も、電気は通じておりますが、
水道、ガスは止まっています。
でも、家族としてのまとまりがとても出ています。
妻も、娘たちも、知恵を出し合って暮らしています。
互いに助け合ってすごしています。
部活動や塾が休みなので、娘も家族のためによく働きます。
今、家族は本来の家族の姿になっています。
あるべき姿になっています。
娘たちがまだ小さいころみんなで顔を寄せ合って暮らしていたころのようです。

水道も、ガスも通じていない。
商店に商品がなく、おいしいものも食べられない。
ガソリンスタンドでガソリンも買えない。
それでも不思議なことに
私は毎日とても幸せな気分です。

現代社会、家族の姿を歪ませているものがたくさんあることに気がつきました。
大変不幸なことではありますが、
どうして人は
「失わないと、大切なことに気づかないのでしょう。」

14日に学校で片づけをした際、私は足を捻挫してしまいました。
足は内出血で色が変わってしまいました。
学校のことも気になるのですが、学校を休んでいます。

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