卯月廿五日 畑の便り

2022年05月25日 | 野菜カレンダー

随分日が長くなりました。

今週は日差しも強くなってきたので、大きな水筒に変えました。

 

今日楽しみにしていた、渡邊康太郎さんのCONTEXT DESIGN という本が届きました。

 

本に添えられていたお手紙に

 

「日本で既製服の需要が自家裁縫を上回ったのは1970年前後だということ。」

 

と。

 

なんと・・・50年ほど前には服は買うものではなく、作るものだったのか・・・

え?じゃあ、野菜を買うのが当たり前になったのはいつからなのだろう?

 

そういえば、大正時代を描いた絵本に、貧しい暮らしの中で、母が縁日に着てゆく着物を糸を染める所から、夜な夜な作るお話を読んだことがある。

 

あれは何という絵本だったかなぁ・・・うーーむ

 

などと、

 

本を開く前から、すでに康太郎の世界に引き込まれていくのでありました。

そうやって、脱線しながら本を読むから、とても時間がかかるのだけど・・・

いやー。楽しみ楽しみ




さてさて、卯月も25日が過ぎました。

 

種おろし、ポット苗のお世話、苗の植え付け、草刈りに加えて、ニンニク、イチゴ、玉ねぎ、カモミール、マロウ、ハーブ、野草、梅、ラッキョウ、ジャガイモ・・・と収穫シーズンを迎えて大忙しの日々。



今年は、しばらくあまり作付けできていなかった祐徳稲荷の近くの畑にいろいろと植えています。

 

よく休ませていたせいか、どれもこれもイイ感じ。

 

玉ねぎは、秋に植え付けてから、ずーーーーーーーっと何の変化もなかったのに、3月に入って気温が上がり始めてから、「あ!そうだった!」なんて、思い出したかのようにぐんぐん大きくなってゆきました。

 

ジャガイモも、山の畑では、特に春作は不調ばかりでしたが里の畑だとものすごく大きく育っています。元気だと虫も来ないみたい

 

レッドムーンを試し掘りしてみましたが、もう少しかなぁ

株が強いので、機械掘りできないらしく、小規模農家や家庭菜園でしか作られることが無く、随分希少な芋らしいです。

 

土から顔を出すと真っ赤なお芋がゴロゴロ出てきて、とても美しかった。

 

ハートのお芋もありました。

 

紅いメークインと言われるそうで、煮崩れしないしっとり系。

甘みがあって味わい深くおいしいです。

 

梅は、今年も友人の梅畑を開墾するような感じで収穫しています。

梅の木自体も、周りの雑木も随分大きくなっていて、光を求めて上の方に鈴なりになっているので、なかなか収穫が大変ですが、収穫作業って楽しいので、ずっとやっていたい気分になります。

 

ラッキョウも、販売を再開してすぐにたくさんご注文を頂いています。

今年は2年物のラッキョウから掘っているので、小ぶりの食べやすいサイズではないかなぁと思います。

 

野菜セットは、まだ定期便で出せるほど量を確保できていませんが、スポットで少しずつ出荷しています。

 

今日のセットは

 

サニーレタス、山東菜、水菜、ルッコラ、時なし大根、間引きニンジン、玉ねぎ、赤玉ねぎ

 

という感じでした。

 

今日のセットから時無し大根がデビューしていますが、寒暖差が激しかったせいかとう立ちするものが多いです。この時期の大根は難しいですね。

 

冬の大根と違って、さっぱりした味で、この時期の大根もおいしいですよ。

毎日お味噌汁に入れて食べています。

 

間引きニンジンは、そろそろ根元付近は固くなってくるかもですが、葉先の柔らかい部分を刻んでパスタに入れたり、チヂミにしたり、かき揚げにしたりして食べています。

 

雨が降れば、太るかな~

 

※セット内容はその日によって変わります。

 

ここ数年、春の豆が不調です。

 

スナップも、グリーンピースも、ソラマメもあまり採れていませんが、貴重なソラマメを採れたてでガーリック炒めにするとめちゃおいしくて、来年こそは皆さんにお届けしたい!(毎年思ってるんだけど・・・)と、胸を熱くしております。

 

夏の豆はどうかな。

 

今のところ、インゲンはすくすくいい感じです。

 

今年は枝豆もたくさん植えました。こちらは、何となく心細い感じだけど。。雨次第かなぁ。

 

と、まぁ、こんな感じで、また畑のお便り書きますね。


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