硯日記

書道の話、硯の話、字の話、いろんな話をします。

そして硯にキャスターをつけた

2020-09-28 23:56:00 | 日記
大は小を兼ねると思っている。
長いものには巻かれたい。
どちらか迷った時は、大きい方を選べば間違いない気がする。

そういえば自分の洋服のサイズがSサイズだということを最近知った。
これまでMサイズばっかり買っていた。
Lサイズを買っていた時もある。

ある日ふと思い立ってSサイズを着てみるとぴったりで、ものによってはSSサイズの方がぴったりくることもあった。
小さくて着られないと困るが、大きくてゆるゆるな分には構わないと思っている。

ご挨拶が遅くなりました、みなさんこんにちは!
サイズに疎い硯コレクターの恵美です(o´▽`o)ノ

このサイズに疎いというか、あまり興味がないことがまさかこんな事件に発展するなんて。
あの日までは考えたこともなかった。
そうあの日、硯にキャスターをつけたあの日……


硯にキャスターって何??
       (; ̄ー ̄A

って思った方、多いと思います。
実は私、大きな硯にキャスターをつけて部屋を走らせているんです。

はい?何言ってるんだ?(; ̄ー ̄A
って感じですよね。
では証拠VTRをご覧ください。




こんなふうに私の部屋には、キャスターが付いて走る硯があります。
どうしてこの硯にキャスターを付けることになったのか。
と言うか何でこんなに大きな硯を買ってしまったのか。
その経緯をお話したいと思います。

話はこのブログの最初の記事に戻ります。

きっかけはそう、あの
💎ダイヤモンド硯💎
この硯は大学四年間毎日使っていましたが、理由は、大学の授業の前に短時間で墨を磨るためでした。
大学卒業によってその目的がなくなったため、 早く磨れなくてもいいから、いい墨ができるいい硯が欲しくなったのです。

早速私はネットで検索しました。
これまでは書道専門店で硯を買っていて、ダイヤモンド硯も書道専門店で購入したのですが、
今回、いい硯が欲しいとなるとかなり値が張ります。
原価で買うお金など、若い当時の私にはありません。もちろん今の私にもありません。
なので、
ネットでどうにか安く買えないものか(ФωФ)
と思ったのです。

すると予感的中!
とても可愛い硯を見つけたので、さっそく購入しました!




……が家に届いてびっくり!




ち……小さい。(°Д°)ェーー

学校で使う硯と比べると大きめだとは思いますが、私が欲しかったのは大きな作品を書くための硯だったので、この小さな硯では墨がすぐに無くなってしまいます。

仕方なくダイヤモンド硯でしばらく乗り切りましたが、
いい加減本当にいい硯が欲しいな!щ(゜▽゜щ)
と思い、次はちゃんとサイズを測って買うことにしました。


ここまで読んで、
最初からそうするべきだったのでは?(  ̄- ̄)って思った方……



はい、正解です(*^▽^)/★*☆♪




測ってみると、私が欲しい硯の大きさは最低でも縦が17cm横が13cmということがわかりました。
よし探しましょう。17cm以上13cm以上。

するとネットとはすごいもので、お財布事情にあう良い硯をさっそく見つけました。
石の質もとても良いようで、サイズを見てみると、うん17cm以上13cm以上!
合格です。さっそく購入しました。

そして家に届いたのは……




とんでもない大きさと重さのダンボールでした。


何事かと思ってダンボールを開けると、
そこには硯が!
巨大な硯が入っていたのです!


縦31cm
横21cm

確かに17cm以上13cm以上その条件は満たしています。
しかし…
サイズの上限を考えておくべきでした。

私は大は小を兼ねると思っていたので、大きいぶんには問題ないと高を括っていたのです。
そうです。本来Sサイズの私がLサイズの洋服を着ることに違和感が無かったように、最低ラインのサイズ以上であれば 大きいぶんには問題がないと思ってたのです。

それがところがどっこい、大きすぎて大問題です。
中古の硯だったので洗わなくてはいけなかったのですが、

洗うって言ったって……洗面台に持っていけない……重すぎて……(´ι _`  )

大きな桶を部屋に持ってきて、そこに水を足しながら部屋中水浸しにして洗いました。

すると、なんと美しい石紋でしょう。
すごく綺麗で、とても良い石の硯であることがわかりました。



いやーこれはいい買い物です。
とても良い買い物をしました。私は買い物上手です。自画自賛です。


でも重いしでかい。
こんなに重くて大きいと、洗うことはおろか収納場所、書くときに出す…いやそもそも持ち上げることができません。

まさか、まさかこんなことになるとは。
今後はサイズをちゃんと見ようと、この時に決心しました。
がしかし!決心したところでもう遅いのです。巨大硯は目の前にあるのです。もう買っちゃったし届いちゃったのです。

返品や人に譲渡するという手もありましたが、何とも石が綺麗で可愛くて手放すなんてできません。私のものにしたいのです。早くもメロメロなのです。

でも使えない、こんなに重いと使えない。

さてどうしようかなどうしようかな
なんとかする方法ないかなー
と友達に相談したところ、こんなことを言われました。

「重い硯を運ぶ台車みたいなものがあるといいのにねぇー」'`,、('∀`) '`,、


      ダイシャ……
( ☆∀☆)



それだー!それっきゃねぇー!

そうか!転がせばいいのか!
持ち上げられないなら転がして動かせばいいのか!

早速私はダイソーに行き、そして買ってきたのがこちら


キャスターです。




ではみなさん
3分DIYはじまるよ!(o≧▽゜)o


まず道具を準備しましょう!
・キャスター
・瞬間接着剤
・重すぎて持ち運べない硯

わずか5ステップ!
①硯を裏返します
②四つの角に瞬間接着剤をつけます
③接着剤をつけたところにキャスターをつけていきます
④ある程度乾いたら、硯をひっくり返します
硯の重みでキャスターに瞬間接着剤がよくくっつきます


完成図がこちら



はい簡単でしたね。
皆さんもぜひ家でやってみてください。


こうして硯にキャスターを付けた結果、重くて持ち上げられない硯は部屋で走らせることとなり、硯の散歩までできるようになりました。
綺麗な硯が部屋で走る姿はとても可愛いです。(o´Д`o)💕

こんな大きな硯いつ使うの?って感じかもしれないんですけど、作品展などの時に大きな作品を一日中書くので大活躍します。

が!しかし!
最初に戻ってみましょう。
そもそも私が欲しかった硯は17cm×13cmの硯でした。
途中で巨大硯の乱入があったので危うく忘れかけましたが、本来ほしかったものはまだ手にいれてないのです。

結果さらに新しい硯をもう一つ買うことになりました。(  ̄ー ̄)
なんということでしょう。
ただダイヤモンド硯の次の硯が欲しかっただけなのに、サイズを間違えたために、小さいもの・巨大なもの・そして希望サイズのものと、3種類の硯を買うことになってしまいました。

これが私の硯コレクションの始まりでした。
この反省を踏まえて、硯を買う時はサイズをよく見るようになりました。
そして洋服や靴を買う時も、ちゃんとサイズを見るようになりました。
人間として成長しました。

でもたまにやらかします。こんなに小さいはずじゃなかった、大きいはずじゃなかった、そんな硯もたまにあります。

でもこれほど巨大なものには、もううっかり手を出さない………はず!o(・∀・`o)


ではまた!( ≧∀≦)ノ


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