サスティナブル プロジェクト by 芸術と地球環境&医療環境

サスティナブル(持続可能)なプロジェクトとして芸術を通じての環境活動を皆様の御協力の下に始めさせていただきました。

ありがとうございます。

2009年06月01日 | Weblog

4年程前でしょうか、スマトラ沖地震の被災地に赴き被災を受けた子供達を励まし少しでも元気が出てくれればと幾つかの画集を持参され子供達に見せておられた国連委託国際NGOの方々の話を伺ったことがありました。
被災の傷跡はあまりにも深く、生きる気力を無くし食欲すら消え失せ、
食料は与えられていても子供達の心は閉ざされ生気を無くしていたそうです。子供達に笑みが取り戻せるように、芸術で何か出来ないかと持参された画集などを子供達に見せておられたそうです。でも、どの画集を見せても変化は無くなかなか笑みは戻らず、つらい思いをされておられたそうです。諦めかけていた時、もしかして、と、あるNGOの方が私の作品の写真を見せたところ子供の眼差しに生気が戻り始め笑みさえ出始めたと言う
話でした。


おそらく、事実としても、目の当たりにしない限り誰もが信じることのない不思議な話でしかないと思います。 (少しでも子供達の役に立ってさえいればそれで良いと思っています。)


 


諸機関でディスクを心のケアなどに利用されていると伺っていたものの、この事をお聞きした時ほど自分の責任の重さを痛切に感じた事はありませんでした。(私の絵は単純に山や樹、雲海や霞を描いているだけの作品に過ぎず、取り立てる程の作品ではありません。何故心に影響するのか未だに判りません。)

 



最近になり作品をポストカードにして同じように各国の子供達にお渡し下さっている諸機関の方々がおられることを知りました。

どのような国際機関の方々なのかは分かりません。 いろいろな被災により何もかも無くした子供達にとって、お渡しいただいている一枚のカードが日々の生活の中で掛け替えのない宝物になっている事がわかりました。 食べるものさえ事足りぬ明日をも知れぬ子供のかすかな光となっていて、日々見るたった一枚のカードが生きる支えとなってくれている。日本では想像もつきません。 何とも言えない辛さを感じます。(絵が 心を救い命を支えてくれる。 経済の対象物のみではない芸術がもつべき本来の役割なのかもしれません。 ポストカード等に使われた絵についてなのですが、ディスクに収録されている作品の中のどのような絵をご利用いただいているのか、まったく判りません。 新たにご利用いただく方もおられると思いますが、どの作品なのかはディスクをご覧いただき判断していただくしかないのかもしれません。)


 

 

私がすべき事を各国でして下さっています。面識の無い名前も知らない方々です。 ほんとうに、どう感謝して良いかわかりません。
おそらく、今も、辛い思いをしている子供達にお渡し続けていただいている事だと思います。

在り来たりな言葉で申し訳ありません。
ありがとうございます。

本当にありがとうございます。







 

大阪市のご協力により環境局環境学習センター情報紙「なちゅらる」に活動を紹介していただきました。
ありがとうございます。
http://www.chikyukan.com/img/natural/pdf/200906.pdf

文化庁文化力プロジェクト
(芸術を通じての医療・福祉)
http://www.bunkaryoku.bunka.go.jp/cgi-bin/kansai/detail.php?id=9184
ディスクは中之島界隈の幾つかの画廊にも置いていただく予定です。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ホルベイン工業(株)吉村社... | トップ | 2010年版 無償配布CD-... »
最新の画像もっと見る