サスティナブル プロジェクト by 芸術と地球環境&医療環境

サスティナブル(持続可能)なプロジェクトとして芸術を通じての環境活動を皆様の御協力の下に始めさせていただきました。

コラム 【南アフリカ共和国(Republic of South Africa)の子供達の話2】

2006年04月17日 | Weblog

ヨハネスバーグ ルイコピース小学校にてマンデラ元南アフリカ大統領ノーベル平和賞の受賞10周年記念と日本、南アフリカ国際交流記念の記念樹として一本の桜の樹の苗を植樹させていただきました。

植樹が終った数日後、記念樹に銘記されている画家の作品はどのような作品なのだろうかとルイコピース小学校の子供達は期待を膨らませながら作品が展示されている ヨハネスバーグの美術館にみんなで来てくれました。

みんなは美術館に入るな否や私の作品を探しまわりました。
その時です。突然、信じられない事が始まったのです。
鑑賞に訪れた子供達が、突然、本当に突然、作品の前で一人二人と歌い始めたのです。

やがて、大きな輪になり、大合唱となり歌声は美術館中に響き渡りました。
子供達は感じた気持ちを抑えきれず、なりふり構わずに一生懸命歌ってくれました。
そして、子供達に同伴されて来られた祈祷師の方もその歌に合わせて精一杯踊って下さいました。

歌と踊りが絵の前で繰り広げられたのです。私の想いがみんなの心に伝わった瞬間なのです。
アフリカとアジアそしてこの場を設けて下さったヨーロッパの心が一つになったのです。

私は彼らの素直に表現する純粋な心に例えようもない感動を覚えました。
本当に展示して良かったと思います。

上の画像は美術館館長と作品です。

 

 


このエピソードですがヨーロッパの美術関係者の間では小さな小さな伝説として語り継がれているそうです。


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