「あの子の分も」original♩ 作詞*ショー・ジロー/作曲&歌*yoki/ギター*じいじ #オリジナルソング
一週間ほど前にshouさんからメッセージを頂きました。
それがこちらです。
「今から10年前、多少でもボランティアになればと訪れた福島の海辺の町は、すべてを破壊しつくされたがれきの街でした。 廃墟とも言えるその地で、しっかりと日々の生活を立て直し、明日を見据えて踏ん張る多くの方たちに接し、私たち自身が励まされる思いがしました。 そんな方たちの話を聞く中で、ある方たちのお話が、心に残りメモを残しました。 そんなお話の中から、改めて一人の方を主人公に詞を紡いでみました。 ずーとしまっておいたものですが、Yokiさんに歌って頂いた二曲の延長に、この詞が曲となれば嬉しい限りです。」
10年前のこの時のことは今でも忘れられません。
当時私は埼玉の保育園で保育士をしており、大きな地震の中、可愛い子供たちの大切な命を守るため必死だったのを覚えています。
私がこの度の作曲をお引き受けする決め手となったのは、shouさんご自身が福島の地に足を運び、ボランティアをしながら出会った方たちからお話を聞かれメモされた「生きた」言葉で出来た詩だったからです。
普通にテレビを見て思ったことを詩にされたのではなかったからです。
そういう詩が悪いというのではありませんが・・・。
shouさんのお話をお聴きしてから詩を読ませていただき、そこに「生」を感じたのです。
しかし、お引き受けしたけれど自分にこの歌詞に合うメロディーが作れるだろうか・・・と不安もありました^^;
ただ、歌詞を読みながら、shouさんが何を伝えたかったかをじっくり考えていくうちに、自然とメロディーが沸いてきました。
歌詞が音符を生んでくれたと言うんでしょうか。
この詩がメロディーを奏でてくれたんです。
私は楽譜も読めませんし、ただ歌うことしかできません。
作曲なんて素人のもっともっと素人です。
そんな私でも心を打つ詩に出会えたら、こんな風にメロディーを作ることが出来るんだなと、驚きと感激でいっぱいです。
この詩は、ただ辛く悲しいだけの詩ではなく、大切な人を心に一緒に生きて行こうとする方の姿がしっかり描かれています。
そこのところを頭に入れながら出来た曲です。
長々と失礼いたしました。
shouさん、この度も素晴らしい詩に曲を付けさせていただきありがとうございました。