ヨーコのきまぐれ日記

めがね

 新しい眼鏡を買い換えるたびに、私の近眼の度はすすんだ。学生時代には、ある朝突然に、虫に変身することはないだろうけれど(カフカじゃあるまいし)、目が見えなくなりそうな危惧があった。検眼表の一番上の文字が読めなくなった恐浮ヘ今も忘れない。あんなバカでかい文字が読めないのだぞ。ゾッとした。ところが、先週、眼鏡を購入したさい、近眼が2段階もいい方向へ向かったときいた。大喜びする私に、そりゃあ、老眼のせいだよと、冷たく言い放つ妹・・・そうかもしれない。でも、喜びはそう安易に泥沼に落としてくれるな。

 高校時代、眼鏡をかけるのが嫌で、コンタクトレンズを買った。当時はハードコンタクトしかなかった。風の日は辛かった。体育の授業の日、風が吹きすさぶ校庭に整列した生徒たちを見ながら、コンタクトレンズ派は体育館に集結。校庭にいる体育の先生を大声で呼んだ。「どうしたの?」と、校庭を突っ走り、尋ねる先生に、風が強い日に、校庭での授業は無理ですと宣言する生徒たち・・・10数人いただろうか。「エッ、こんなにたくさん、コンタクトの人がいるの?」と、高校教諭は吃驚仰天。校庭の生徒たちを呼んで、全員、体育館での授業となった。45年以上も前のできごとだ。

 私は2人目のこどもが生まれてから、コンタクトレンズが面唐ノなり、眼鏡を愛用するようになった。気が付いたら、眼鏡は便利である。まず、目の周りのしわやたるみを隠してくれる。一番便利なのは、旅行鞄からレンズ保存液や洗浄液といった雑多な手荷物が減ったことだ。なるべく、手荷物減らして、ブラ~リ旅するのが夢だもんね。なのに、なぜだろう?じわじわ増えていく手荷物種々雑多。




村上春樹の文庫本は文字が小さい。
ところが、大きな文字のものが出現。
老眼高齢者への温かい配慮が嬉しい。
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