このほかに、学生時代の友だちと平日を利用し、ほぼ年に2回のペースで、ヨーロッパやアジアを旅した。国内旅行と違って、海外旅行は子どもたちの成長を待って、じょじょに始めたけれど、すでに20カ国以上旅したと思う。旅の途上、見るもの、食べるもの、体験するもの、ほぼすべてに興味しんしん、ワクワクした気分を味わった。帰国する朝が一番哀しいけれど・・・それでも、旅にはまた出ればいい。
今年のゴールデンウィークは夫と九州を4日間かけて巡る予定だった。飛行機が好きでない夫がようやく、旅に飛行機の利用を承諾・・・ホテルもJALも予約した。将来、仕事から手を引く夫ともいずれ、海外へ旅立つことができそうだ。そんな展望も抱いた。しかし、現実はあまりに惨いものだった。予約した飛行機は往復とも経費を払って、キャンセルするしかなかった。甘すぎた展望はしかと胸の内に封印。明日は、城野の遺骨をチャーターした大型車に積みこみ、息子と娘と妹と一緒に千葉県の笠森霊園へ向かう。
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クリスマスシーズンのドイツ
真ん中の女性は添乗員さん