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すると、妹は洋菓子屋の本格的な焼きプリンはどうかなと訊いた。好きだと思うとの判断は正しく、母はおいしそうに、プリンを残さず食べた。昨日の母はいつになく元気で、おでんの具の好みなど、語り、私はここで生涯、面投ナてもらうから、安心するようにと言った。ここにいて、自分の望む生活ができるのと訊く妹に、なんとかなると母は答えた。私は母が生涯という言葉を使ったので、驚いた。
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母の施設を出て、妹の冬服の買い出しにつきあった。一枚のコートを選ぶにも、丈の長さや、ウェスト部分の微妙な絞り具合など、実に細かいところまでチェックし、ま、いいかって妥協はしない妹の購入姿勢には圧唐ウれた。妥協の産物だもんね、私の洋服は・・・原因は簡単。お腹の膨張。帰りに寄った天ぷら屋・・・最初は獅ゥったが、興にのって、あれこれ注文した挙句、心まで油まみれで帰宅・・・
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喪失した天ぷらを食す若さ!
下北沢駅ビル天ぷら屋にて~