山菜がよく採れる場所を知っていている人が、その人だけがよく行き採ってくる場所をハタケという。
「そこは××さんのゼンマイバタケだ」となる。
ハタケに連れて行ってもらったら、教えてもらった人は以後ハタケの持ち主に無断でそこに採りに行かない。
この地の山菜採りにはそんな暗黙のルールがあるようだ。
ところで先日抜け駆けして八幡平の沢に入り、ニコニコして戻ってきたものがいる。
スマホに入った大きなイワナの画像を見せられる、けどそれだけでお土産なし。
そのくせ、毛鉤が痛んだので何本かくれって。
て、ところでいま奴がやってきた、また今日も同じ沢に行って、渡した毛鉤で尺前後がでたという。
スマホには尺上のイワナがばっちりと写っていた。