パートさんの休憩中、父はお茶を一緒に飲みながらずっと自分の考えを述べています。
それは仕事、芸能、政治、地域の出来事や自分の生い立ちについてのわだかまりなど日替わりです。
パートさんは火曜日から土曜日まで来てもらってるので、ラジオでいうと10時からの帯です。父はDJでした。平均30分の間放送事故になるような『間』は有りません。喋り続けてます。パートさんから話題を振る事は無いですが聞き上手で絶妙な相槌を打ってくれるので父は気持ち良く話し続けています。
私や母や妹ではそうは行きません。違う時は違う、または自分の意見を言ってディスカッションしようと試みるからです。ただ父はそんな事を求めていないのです。自分が一方的に気持ちよくなれればいいのです。ですからこちらの会話のボールは拾わず自分のボールしか投げないのでもちろんキャッチボールは成立しません。
だからこそ、黙って聞いてくれているパートさんは凄いので有ります。
父は10時からパートさんを休憩させていると思い込んでいますが、父以外から見ると社長の愚痴や自慢を聞く仕事をしているので、当たり前ですが時給が発生しています。自分なら、やりたくない仕事No.1です。
それでもうちのパートさんはとても優秀で休まず働いてくれていますし、肉の仕事は全部出来るので、めちゃくちゃ感謝しています。いつもありがとうございます。