熊やイノシシが街中に出没して大騒ぎになったというニュースをここ数年でよく見かけるようになりました。
専門家の人達がいろいろと考えられる理由を語って遭遇してしまった際の対処法を講じたりしていることもありますが、何かズレているというか・・・
そもそも山の生き物が街中に来なくても済む方法、対策を考えるべきだと思いますが、そのようなことに言及している人を見たことがありません。庭先にゴミを放置しない、柿の木があるような家は落ちた実をそのままにしない。その程度のことしか言及されません。
私の住んでいる地域にも山がありますが、ほんの20年前まで山の動物といえばタヌキやウサギだけで、猿が目撃された際には地元でニュースになったほどです。なぜなら大きな連峰に属していない小さい山が3つほど連なっている程度のものだからです。しかし今ではシカやイノシシ、しまいには天然記念物のカモシカまでもが出没する始末です。
異常事態だろ
そこで私に考えがあります。まず山の奥の方まで無駄に生えている杉の木、これを少しずつ切り倒してナラ類やブナなどの落葉広葉樹を植樹して雑木林を形成しましょう。これで葉を食べる幼虫が増えますし、堅果類が成って動物達の餌になります。落葉した葉は土中の栄養源になって豊かに土壌形成されます。
枯れそうな沢は、まず底に溜まったヘドロを取り除きしっかりとした流れを作ります。その上で沢に分岐点を作り、分岐点の先に小さい溜池を複数作ります。そうすれば水溜りに産卵するヒキガエルやサンショウウオ、トンボなどが増えると思います。
こんなことを考えていますが基本的に山は国有林、もしくは私有林のため勝手なことは出来ません。国有林は管理されている箇所が多いと思いますが私有林は久しく人の手が入った形跡が見られない様な所が数多くあります。
この現状を打開するために各自治体や市町村、ひいては国が無償ボランティアや有償ボランティアを呼びかけていくべきだと思います。
何度も言いますが
異常事態ですよ!
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