OMP9月例会

こんにちは、家具のよろこび福山です。



OMP9月例会に参加して来ました。




今回のテーマは「榎津・小保の歴史と、これからの基幹産業」。





大川市の榎津・小保地区は

江戸時代に久留米（有馬）藩と柳川（立花）藩の境目にあたり

藩の境を挟んで両方の町が発展したと言う

全国でも珍しい地域です

（海と陸と筑後川が交わる物流交通の要所として発展）。



そこから「榎津指物（えのきづさしもの）」と呼ばれる

大川家具の原型が始まりました

（家具のよろこびのご先祖さまも

幕末にこの地域で建具職人としてスタート）。



が、改めて学びなおしてみると

意外と勘違いや思い込みで覚えていた事が多くて、驚きます。



例えば、大川で家具が発展した要因の1つに

「筑後川上流の大分県日田市の材木を

いかだにして下流の大川まで流し、そこで加工」

という点があるのですが、

実際にこれが盛んに行われていたのは

明治～昭和27年までの100年足らず

（←自分達のイメージだと、

江戸以前からずっとやってるものだと…）。



まぁ、幕末に黒船でやって来たペリーやハリスが

「日本の家には家具が無い！」

とびっくりした記録が残っているくらい

江戸時代までの日本家屋には家具が無かったので

（持ち運びできるものや、組み立て式、押し入れ等の機能性重視）、

日本の家具が本格的に発展し出したのも

明治以降なんですけどね

（その頃のヨーロッパではロココ調などのゴツい家具が全盛）。



今回学んだ知識を

商品提案に活かせて行けたらと思います。





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