震える牛

こんにちは、家具のよろこび福山です。



「震える牛」を読みました。





帯に「平成版『砂の器』」との大げさなコピーが躍ってますが

そんなに重厚さは無くて、非常に読みやすい文体になってます。



内容は

・郊外型の大型ショッピングセンターの焼き畑農業的経営拡大

・大手チェーンばかりで地方都市が大手チェーンとシャッター通りにばかりになってしまった

・激安な外食、レトルトの食品添加物や食肉加工

等に対する批判。



…と書くと何のことやらさっぱり分かりませんが、

過去に発生した殺人事件と、大企業の影の部分や不祥事のリンクを

ベテラン刑事が追い詰めて行くストーリー。



私の地元大川市では「ゆめタウンが撤退！？」と言われているので

このストーリーは他人ごとでは無いですね

（←田舎に住んでいる人ほど、共感できるお話です）。



また、現在の生活で食品添加物なしでの生活はかなり大変ですが

（←実際、添加物自体が否定されている訳では無い）、

それでも、余りに添加物山盛りの食べ物ばかりを食べ続けるのは

いかがなものかと。

（←先日のブログで取り上げたアメリカのピンクスライム肉の例もありますし）。



【まずは考える事】

フィクションの体でノンフィクション的な話が書かれていますが

それを全部真に受けるのではなく、自分なりに検証する事も重要です

（←「何でこの食べ物はこんなに安いのか？」とか）。



【色々はっきりと書いてあるので】

ドラマ化や映画化は無理です

（←スポンサーが付きません）。



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