幽玄窯

りんご飴


本年のスタートは非常に慌ただしいものでした。
年末に伯母が逝き年明け早々に送りを済ませたところ続けて近所で2軒の葬儀が続きました。
身内の葬儀はコロナ禍と言うことで、元来の式の内容とは全く違うもので斎場での立会人員数や飲食の制限、初七日の飲食制限など等故人とお別れする時間が満足に取ることが出来ず増してや施設への入院中の面会制限などがあり、仕方のないことですが故人を粗末にしたような気がします。
他人事としないで私も改めて両親の供養を一生懸命しないといけません。

そんな中自分でも如何してか分かりませんが「りんご飴」を作ってみたくなりました。
元来私はリンゴが嫌いで、傍でリンゴの皮を剥かれるとその音を聞いただけで歯が浮いて寒気がしてきちゃいます。
当然縁日でりんご飴を売っていても買う気にもならず、どの様にして食べるのかも全く無頓着でした。
それが如何してかWebでその作り方を検索して作ってみました。
私は文章を斜めに読み頭の中には60%程度しか残りません。
そんなことで1回目は失敗でした。
コーティングした飴が完全に固まらず、口の中の飴は歯にくっ付いてしまいおまけに使ったコンロのあちこちに飴が張り付いていて、簡単には剥がれずに女房に大目玉を頂きました。
悔しいので今一度Webを検索して飴になる理屈を自分なりに構築し、なんと成功しました。
砂糖と水の量でなく仕上げる温度が肝心ではないかと思いました。
弱火でフツフツと過熱して飴の温度が150℃程度か、飴を箸などですくい水に落として瞬時にカチット固まればよいと思いました。
食べ方は
挿した箸を持ちリンゴの芯を切らないようにズバッと切り落とす。
後は皮が必ず1面に入るように1口大に切り分けます。
なんとビックリです、美味すぎて何個でも食べちゃいます。
リンゴは「ふじ」です。
3年前までは知人が津金で親父からのリンゴ園を引き継いで経営しているので1本オーナーになり毎年収穫に行きましたが200個前後は収穫できるので近所や友達らに振る舞う(届ける)のが大変でした。
私は硬いリンゴが食べれないだけだったので、乾燥の籠に入れて乾燥リンゴやスローが良いのか早い方が良いのか思案にて高速ジューサーもミキサーも購入しました、しかしジューサーはカスが出すぎて後始末が大変、結局ミキサーオンリーでそっくり召し上がっています。
ここ3年は従弟がその木を引き継いで収穫してくるので、段ボール箱1個はお裾分けでご馳走様をしています。
津金のリンゴは美味しいです「リンゴ狩りに長野に行ってきました」と頂きますが、津金のリンゴはそれより美味しいです。

近くに「南きよさと 道の駅」や「おいしい学校」でも販売されています。

人生初めての「りんご飴」癖になりました。
飴がリンゴと一緒にガリガリと砕けながらあま~い柔らかなリンゴとミックスする何とも言えないおいしさ。
まだ当分食べれます。
なお1つ反省は、切り分けて時間があまり経過するとリンゴが脱水症状を起こし飴が解けてくると思います


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