吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

まぬけTシャツ一本勝負!「吉田ナゴヤ堂本舗」店主がTシャツを作る! 売る! 売れない!

【18禁】TENGAと革命とナゴヤ堂

2009-10-28 22:50:47 | 日記
えー。

すでにいろんな方が話題にされてましたが、今回のデザフェスでは、なんとあの「TENGA」さんがブースを構えて、無料配布イベントを実施されてましたね!

(「TENGAって何?」って方は、自分で検索してみましょうね! お父さんとかには聞くなよ! 絶対聞くなよ!)

正直「これはスゴイなぁ」と思わされたのでした。

あの商品については「興味はあるけど、使ったことはない」という方がたくさんいらっしゃるはずだと思うのです。

まぁ、実際に使ってみるまでは、やっぱりいろんなハードルがありますもんね。

しかし! 切なる興味だけは、胸のうちに沸々とある! という方々が、きっといらっしゃる。

ええ、もう、いないとは言わせません!

で、それをとりあえず一度配ってみることで「実際に使ってみる」ところまで、とりあえずはこういう方々を連れて行くことが出来るのですね。

そうすれば、一部の人は確実にリピーターになってくれそうだと。

世間を変えて見せるのだと。

これは、ある種の革命とも言えるんじゃないでしょうか。

ううむ、これはスゴイなぁ。

見習わなきゃいけない姿勢だなぁ。

ナゴヤ堂だって状況は同じだよなぁ、と思うわけなのですよ。



デザフェスのようなイベントに出ていますと、ナゴヤ堂を見て


「コレを着る勇気はないなー」


なんておっしゃる方をよく目にするのですが、ワタクシ、これを聞くたびに心の中でため息をついています。

その、ほんのちょっとの勇気なんですよね。

ほんのちょっとの勇気、それも正しい方向の勇気ではないかもしれません。

その勇気を奮うことで、「モテ」とか「2の線」とか、そういうものを失ってしまうかもしれないでしょう。

しかし、それらを失ったその先に、もしかしたら楽しい世界が開けているかもしれない、その小さな可能性に気づいて欲しいのですよ。

楽しい世界に行けるかどうかを、もしかしたら、そのほんのちょっとの勇気が分けているのかもしれないのですよね。

(いや、まぁ、もっと言えば、ナゴヤ堂を着るごとき、勇気でも何でもないや、とワタクシは思っているわけですが)



で、こういう人にナゴヤ堂を配布しまして、とにかく着ていただければ、もしかして次は買ってくださるようになるかもしれない。

自分のやってることですので、ひいき目も確実にあるのですが、それでも一部の方はそうなってくださるんじゃないかと思うのです。

例えば、ママンです。

あの人も、最初は「息子のやってることだから、仕方ない」なんつって、しぶしぶTシャツを、それも文字が小さくて目立たない「永遠の18歳」なんかを着てくれたのです。

しかし、着ればわかることですが、ナゴヤ堂を着てると友達に笑われるわけです。

知らない人に話しかけられる率が急上昇するわけです。

本当なら、話すこともなかったはずの人と、思わぬ交流があったりするわけです。

で、そういうことが面白くなってきたママン(やはりワタクシの親ですから)は、調子に乗ってだんだん文字の大きな「仕事中」や、色使いの激しい「愛じゃない」などを着るようになりまして、今では毎日ナゴヤ堂です。

こういう人は、もっともっといるのではないか、と思うのですよ。

もっともっと多くの人に、これに「気づいてもらう」方がいいのではないかと思うのですよ。



じゃあ、配るか! ・・・ってことですが・・・。

モチロン、目下のところ、Tシャツを無料配布するなんてことは、経済的事情でできないのですが、仮にその問題がなければ、どうか?

こうした「笑いを中心におく交流」が広まっていくため、そして世界が平和に近づくというナゴヤ堂の究極目標(!)のためには、配るべきなのでしょう。

配ることで、ある程度リピーターになってくださる方が見込めるとすれば、これは商売的にも配った方がいいということになるわけです。



・・・しかし・・・それでも・・・。



ごく簡単に言っちゃいますとね、やはり、こういうことは、自分で気づいた方が何倍もすばらしいんじゃないかと、そうワタクシは思っているのですよ。

ナゴヤ堂を買ってくださった方というのは、これらのTシャツを見て、ある程度それに気づいていただけてるんじゃないかと思います。

少なくとも「カッコいいものを手に入れたい」というタイプの買い物欲は、まったく満たせない商品群ですからね!

しかし、それでも決して安くないお値段をお支払いいただいて、買っていただいた。

これはスゴイことだと思うのです。

特にイベントの現場では、ワタクシ自身、そういう小さな奇跡が起こるその場にいられるというわけなのです。

この目でそういう奇跡を見てきているわけです。

いや、ホント、スゴイことなのですよ。



こういう方々の数は、まだまだごく少ないかも知れませんが、ありがたいことに、特にデザフェスでは最近だんだんナゴヤ堂をご着用、ご使用いただいているお客様を目にする機会がほんの少し増えました。

ものすごくゆっくりとではありますが、浸透していると言えるかもしれません。

今後も小さな奇跡を見届けつつ、じわじわと広げていければ、それがいちばんじゃないかと思えてくるのでした。



配るという戦略もありなら、あえて配らないという哲学もまた、あり。

ワタクシは、ナゴヤ堂は、また違った道を行くのですが、TENGAさんの革命には、どこか心打たれるものがありました。

ワタクシは、


「これこそが、今回のデザフェスの大きな収穫と言えるかもしれない」


と思ったのでした。

もらったTENGAを強く握り締めながら。

(もらったんかい!)

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