久々に高倉仮面と出かけてきました。
高「ずいぶん久しぶりだねえ!」
ワ「もしかして、今年初めてじゃねえの? 覚えてねえもんな!」
で、まずは築地市場へ。
これからの予定の前に、まずは腹ごしらえってことで行ってみたのですが、お店のアテは二人ともなし。
すぐ入れそうなお店にテキトーに飛び込みまして、海鮮丼的なものを注文しましたが・・・。
高「・・・」
ワ「・・・」
えーとですね、食べ物で有名な場所ではシッカリお店を選ばないと、ほとんどの確率でヒドイ目に遭うのです。
百も承知のつもりだったんですが・・・やっちまった・・・。
これがまた、お値段だけはごく普通と来てやがる!
でもね、一緒にマズイ物を食べるという経験は、二人の結束を抜群に高める効果がありますよ。
美味いものは
「美味いね」
で終わりですが、マズイ物、マズイ店の悪口なら、いくらでも続きますもんね。
浜離宮まで歩く間、ビッシリと悪口で埋め尽くしたワタクシ達、もはや久しぶりのブランクなんて吹っ飛びましたとも。
これは、やっぱり、そういうお気遣いだったのですね!
ありがとう、マズイ店! もう二度と行かないから!
気を取り直して、浜離宮。
広くて気持ちがいいのですが、あまりに都心にあり過ぎるため、こんな不思議な光景が現れるのです。
それにしても、合成っぽい写真ですよね!
公園内をしばし散策の後、この暑いのにわざわざ日なたのベンチで休憩。
その頃には、さすがにお店の悪口も終わってまして、ワタクシ達にとってベストな吉瀬美智子さんとのめぐり会いとはどのような形か、について激論を戦わせました。
十分な議論を要する非常に重要な議題であるため、この場では結論は出なかったのですが、今後の行動の指針だけは決定しました。
つまり、
場所を水上に移して議論を続ける。
そう、「東京水辺ライン」すなわち水上バスに乗るのです!
この日乗ったのは「江戸東京ぶらり旅」というコース。
浜離宮からお台場、東京ビッグサイト、葛西臨海公園と進んで荒川に入り、隅田水門で隅田川に入って千住へ。
そこからは隅田川を下る形で浅草、そして両国までのコースをゆったり船に乗って午後を過ごそうという大変ゆるい企画だったのでした。
このコース、7月は9日と23日の2回だけの運航でして、前日、
「明日何しようか?」
なんつってたまたま調べたら、見事に運航日に当たっていたのですね。これはラッキー!
さあ、それでは、暑い夏の1日を、優雅に水上の旅に出かけようじゃありませんか!
いきなりレインボーブリッジをくぐります。
港ですので、当然こういうものを眺める楽しみも。
工場なんかが好きなワタクシですので、赤白キリンさんはモチロン大好物ですが、キリンさんの足元のコンテナの色とりどりもとてもステキ!
こういうパズルゲームがあったような気がするんですが・・・何だっけ・・・?
2011年度内の開通見込みという東京ゲートブリッジ。
下を大型の船舶が通れるように、そしてなおかつ羽田空港の近くにあるので、あんまり高さを出さないように、という矛盾しまくった要求に応える巨大建造物なんだそうです。
コチラの記事もあわせてぜひ。
個人的には、このコースのクライマックスはお台場なんかじゃなくて、この「荒川ロックゲート」を通るシーンだと思うのです!
どうでもいいけど「荒川ロックゲート」って、なんだか夏の野外ライヴイベントっぽいですよね。
水面の高さが違う荒川と旧中川の行き来を可能にするため、途中のエアロック(?)部分で水位の調整を行いますので、毎回ゲートの上げ下げが拝めるという、これまた実にロマン心をそそられる建造物!
久々に動画なんか編集しちゃいました!
http://youtu.be/Ky72UzZHUAo
ゲート通過の時に、水滴を浴びるのが楽しい!
さらに旧中川に入って「平成橋」をくぐるシーンは、船の高さがギリギリでド迫力です!
いやー、間違いなく、この日いちばん盛りあがった!
場所が場所ですので、スカイツリーもいろんな角度から見ることができました!
これなんか、何だか日本とは思えない景色ですね!
ワタクシは反射的に「JALパックで行く中国・上海5日間!」と思ってしまいました。
この後両国まで行って、ゴールということになりましたが、これだけ見どころがあったんですから、さぞかしワタクシ達も盛り上がったとお思いでしょ?
・・・実は、そうでもなかった・・・んですよね・・・。
いや! モチロン、ロックゲートなんかでは大興奮だったのですが・・・ちょいちょい残念な時間が・・・。
それというのも! ガイド役のおじさんのトークが気にくわなかったのです!
「380度のパノラマ(360度より上を行く、と言いたかったようです)」
「ここでヤスダ・ナルミとキナシ・タケノリ(!)が水上結婚式を・・・」
「ちょうどこの辺りにガンダム戦士が立ってまして・・・」
なんていう、言葉の間違いやなんかは、目くじら立てるよりは爆笑していたワタクシ達だったんですよ。
しかし、おじさん、なんかどうも、基本的に微妙にエラソウで、隠そうとしてても時々ポロッとタメ口になってたりする上、中高年以降の方が無理にジョークを言おうとした場合に特有の上っ滑り感!
だのに、本人だけは自分のしゃべりに喜んじゃって、さらにエンジンがかかるというタチの悪さ。
これはもしかして・・・と思っていましたら、やっぱりそうでした。
おじさん、自分で「このガイドはボランティアでやっている」と言い出したのです!
思わず顔を見合わせる、ワタクシと高倉仮面。
そうなんです。
実はもう、ワタクシ達は知ってるんですよね。
小金井の「江戸東京たてもの園」に行った時もやはり老人のボランティアガイドだ、という方がいらっしゃって、早くいろいろ見て回りたいワタクシ達を捕まえて、ワタクシ達が興味のない歴史的な背景の話を、ダラダラと長時間隙間なしに流し込まれました。
なかなか許してくれませんでした。
浦賀ドックを見に行った時も、ワタクシ達はドックのあの巨大なすり鉢型を楽しみたいのが目的だったんですが、見学にはガイドツアーに参加しなくてはならず、こちらは年はまだ若そうなガイドさんでしたが、やはりボランティアだという方が、いちいち一行を立ち止まらせては長々と歴史中心の説明をして、結果的にずいぶん長いことワタクシ達をドックから遠ざけてくれました。
(ここの時は、ワタクシ達は「ドックの底に降りることができるのか? できるなら、ぜひ降りたい!」と思っていたので、ついついガマンしてしまいました。
結局ドックの底には、降りることはできませんでした)
歴史に興味のある方にはいいのでしょうが、残念ながらワタクシはあまりそういうことに興味がないのです。
そして、何がタチの悪い問題かと言いますと、これらのガイドさんはみんなボランティアの方なのですね。
つまり、このことによって、お金は得ていないのです。
とすると、それでもやるとおっしゃる方は、要するに「自分の愛するこの対象物のことを、是非とも人に語って聞かせたい!」という欲求を強くお持ちの方なのでしょう。
これはもう、必然的にどうしても「ついつい語り過ぎてしまう」ことになるに決まっているのですね。
そして、もうひとつ言うなら、こういう方は往々にして「人前でしゃべる技術」を持ち合わせていない場合がほとんどなのです。
お客さんは、この話を聞きたいと思っているかどうか、この話を楽しんで聞いているかどうか、そういうことを正確に汲み取ることができない。
基本的に冗談をバカにしているため、まったく冗談を言おうともしないか、あるいは程度の低い冗談で進歩が止まっている。
「しゃべる技術」全域に関しても、おそらく反省する気持がないため進歩がないという状態であるように思います。
上でも挙げましたように、最近、あちこちにこうしたボランティアのガイドさんがいらっしゃいますが、これはそろそろ考えた方がいい問題ではないでしょうか。
キビシイ言い方をしてしまうと、やはりタダのものはタダなりだと思うのです。
こちらはお客で、一応はお金を払って参加させていただいてます。
今回は、浜離宮からぐるっと回って両国まで、4時間ほど船に乗せてもらって、見所いろいろでハッキリ言って大人1人¥2400でした。
高いか安いかは、人によっていろいろなお考えのあるところでしょう。
しかし、いくら安かろうと、お金を払った上でこうした素人然としたものをぶつけられてしまうと、とても残念な気持ちになるのです。
今回のおじさんにしても、荒川周辺のことや、船についての知識はとても豊富で、勉強になる話もずいぶんあっただけに、「しゃべる技術」の欠如が残念だったのでした。
ま、結局は、もっと「しゃべる技術」だの「冗談の技術」だのが、重要性を認められる世の中になればいいのになあ、って話なんですがね。
以上、昼飯とおじさんにはやられましたが、なかなか楽しい1日でした!
それにしても、ほぼずっと上部デッキにいたもんだから、メチャクチャ日焼けしました。
腕と顔が真っ赤!
※ オマケ
水上バス後部から見た波がスゴイ!
http://youtu.be/4L6c54Q-ZbA
高「ずいぶん久しぶりだねえ!」
ワ「もしかして、今年初めてじゃねえの? 覚えてねえもんな!」
で、まずは築地市場へ。
これからの予定の前に、まずは腹ごしらえってことで行ってみたのですが、お店のアテは二人ともなし。
すぐ入れそうなお店にテキトーに飛び込みまして、海鮮丼的なものを注文しましたが・・・。
高「・・・」
ワ「・・・」
えーとですね、食べ物で有名な場所ではシッカリお店を選ばないと、ほとんどの確率でヒドイ目に遭うのです。
百も承知のつもりだったんですが・・・やっちまった・・・。
これがまた、お値段だけはごく普通と来てやがる!
でもね、一緒にマズイ物を食べるという経験は、二人の結束を抜群に高める効果がありますよ。
美味いものは
「美味いね」
で終わりですが、マズイ物、マズイ店の悪口なら、いくらでも続きますもんね。
浜離宮まで歩く間、ビッシリと悪口で埋め尽くしたワタクシ達、もはや久しぶりのブランクなんて吹っ飛びましたとも。
これは、やっぱり、そういうお気遣いだったのですね!
ありがとう、マズイ店! もう二度と行かないから!
気を取り直して、浜離宮。
広くて気持ちがいいのですが、あまりに都心にあり過ぎるため、こんな不思議な光景が現れるのです。
それにしても、合成っぽい写真ですよね!
公園内をしばし散策の後、この暑いのにわざわざ日なたのベンチで休憩。
その頃には、さすがにお店の悪口も終わってまして、ワタクシ達にとってベストな吉瀬美智子さんとのめぐり会いとはどのような形か、について激論を戦わせました。
十分な議論を要する非常に重要な議題であるため、この場では結論は出なかったのですが、今後の行動の指針だけは決定しました。
つまり、
場所を水上に移して議論を続ける。
そう、「東京水辺ライン」すなわち水上バスに乗るのです!
この日乗ったのは「江戸東京ぶらり旅」というコース。
浜離宮からお台場、東京ビッグサイト、葛西臨海公園と進んで荒川に入り、隅田水門で隅田川に入って千住へ。
そこからは隅田川を下る形で浅草、そして両国までのコースをゆったり船に乗って午後を過ごそうという大変ゆるい企画だったのでした。
このコース、7月は9日と23日の2回だけの運航でして、前日、
「明日何しようか?」
なんつってたまたま調べたら、見事に運航日に当たっていたのですね。これはラッキー!
さあ、それでは、暑い夏の1日を、優雅に水上の旅に出かけようじゃありませんか!
いきなりレインボーブリッジをくぐります。
港ですので、当然こういうものを眺める楽しみも。
工場なんかが好きなワタクシですので、赤白キリンさんはモチロン大好物ですが、キリンさんの足元のコンテナの色とりどりもとてもステキ!
こういうパズルゲームがあったような気がするんですが・・・何だっけ・・・?
2011年度内の開通見込みという東京ゲートブリッジ。
下を大型の船舶が通れるように、そしてなおかつ羽田空港の近くにあるので、あんまり高さを出さないように、という矛盾しまくった要求に応える巨大建造物なんだそうです。
コチラの記事もあわせてぜひ。
個人的には、このコースのクライマックスはお台場なんかじゃなくて、この「荒川ロックゲート」を通るシーンだと思うのです!
どうでもいいけど「荒川ロックゲート」って、なんだか夏の野外ライヴイベントっぽいですよね。
水面の高さが違う荒川と旧中川の行き来を可能にするため、途中のエアロック(?)部分で水位の調整を行いますので、毎回ゲートの上げ下げが拝めるという、これまた実にロマン心をそそられる建造物!
久々に動画なんか編集しちゃいました!
http://youtu.be/Ky72UzZHUAo
ゲート通過の時に、水滴を浴びるのが楽しい!
さらに旧中川に入って「平成橋」をくぐるシーンは、船の高さがギリギリでド迫力です!
いやー、間違いなく、この日いちばん盛りあがった!
場所が場所ですので、スカイツリーもいろんな角度から見ることができました!
これなんか、何だか日本とは思えない景色ですね!
ワタクシは反射的に「JALパックで行く中国・上海5日間!」と思ってしまいました。
この後両国まで行って、ゴールということになりましたが、これだけ見どころがあったんですから、さぞかしワタクシ達も盛り上がったとお思いでしょ?
・・・実は、そうでもなかった・・・んですよね・・・。
いや! モチロン、ロックゲートなんかでは大興奮だったのですが・・・ちょいちょい残念な時間が・・・。
それというのも! ガイド役のおじさんのトークが気にくわなかったのです!
「380度のパノラマ(360度より上を行く、と言いたかったようです)」
「ここでヤスダ・ナルミとキナシ・タケノリ(!)が水上結婚式を・・・」
「ちょうどこの辺りにガンダム戦士が立ってまして・・・」
なんていう、言葉の間違いやなんかは、目くじら立てるよりは爆笑していたワタクシ達だったんですよ。
しかし、おじさん、なんかどうも、基本的に微妙にエラソウで、隠そうとしてても時々ポロッとタメ口になってたりする上、中高年以降の方が無理にジョークを言おうとした場合に特有の上っ滑り感!
だのに、本人だけは自分のしゃべりに喜んじゃって、さらにエンジンがかかるというタチの悪さ。
これはもしかして・・・と思っていましたら、やっぱりそうでした。
おじさん、自分で「このガイドはボランティアでやっている」と言い出したのです!
思わず顔を見合わせる、ワタクシと高倉仮面。
そうなんです。
実はもう、ワタクシ達は知ってるんですよね。
小金井の「江戸東京たてもの園」に行った時もやはり老人のボランティアガイドだ、という方がいらっしゃって、早くいろいろ見て回りたいワタクシ達を捕まえて、ワタクシ達が興味のない歴史的な背景の話を、ダラダラと長時間隙間なしに流し込まれました。
なかなか許してくれませんでした。
浦賀ドックを見に行った時も、ワタクシ達はドックのあの巨大なすり鉢型を楽しみたいのが目的だったんですが、見学にはガイドツアーに参加しなくてはならず、こちらは年はまだ若そうなガイドさんでしたが、やはりボランティアだという方が、いちいち一行を立ち止まらせては長々と歴史中心の説明をして、結果的にずいぶん長いことワタクシ達をドックから遠ざけてくれました。
(ここの時は、ワタクシ達は「ドックの底に降りることができるのか? できるなら、ぜひ降りたい!」と思っていたので、ついついガマンしてしまいました。
結局ドックの底には、降りることはできませんでした)
歴史に興味のある方にはいいのでしょうが、残念ながらワタクシはあまりそういうことに興味がないのです。
そして、何がタチの悪い問題かと言いますと、これらのガイドさんはみんなボランティアの方なのですね。
つまり、このことによって、お金は得ていないのです。
とすると、それでもやるとおっしゃる方は、要するに「自分の愛するこの対象物のことを、是非とも人に語って聞かせたい!」という欲求を強くお持ちの方なのでしょう。
これはもう、必然的にどうしても「ついつい語り過ぎてしまう」ことになるに決まっているのですね。
そして、もうひとつ言うなら、こういう方は往々にして「人前でしゃべる技術」を持ち合わせていない場合がほとんどなのです。
お客さんは、この話を聞きたいと思っているかどうか、この話を楽しんで聞いているかどうか、そういうことを正確に汲み取ることができない。
基本的に冗談をバカにしているため、まったく冗談を言おうともしないか、あるいは程度の低い冗談で進歩が止まっている。
「しゃべる技術」全域に関しても、おそらく反省する気持がないため進歩がないという状態であるように思います。
上でも挙げましたように、最近、あちこちにこうしたボランティアのガイドさんがいらっしゃいますが、これはそろそろ考えた方がいい問題ではないでしょうか。
キビシイ言い方をしてしまうと、やはりタダのものはタダなりだと思うのです。
こちらはお客で、一応はお金を払って参加させていただいてます。
今回は、浜離宮からぐるっと回って両国まで、4時間ほど船に乗せてもらって、見所いろいろでハッキリ言って大人1人¥2400でした。
高いか安いかは、人によっていろいろなお考えのあるところでしょう。
しかし、いくら安かろうと、お金を払った上でこうした素人然としたものをぶつけられてしまうと、とても残念な気持ちになるのです。
今回のおじさんにしても、荒川周辺のことや、船についての知識はとても豊富で、勉強になる話もずいぶんあっただけに、「しゃべる技術」の欠如が残念だったのでした。
ま、結局は、もっと「しゃべる技術」だの「冗談の技術」だのが、重要性を認められる世の中になればいいのになあ、って話なんですがね。
以上、昼飯とおじさんにはやられましたが、なかなか楽しい1日でした!
それにしても、ほぼずっと上部デッキにいたもんだから、メチャクチャ日焼けしました。
腕と顔が真っ赤!
※ オマケ
水上バス後部から見た波がスゴイ!
http://youtu.be/4L6c54Q-ZbA