感情のホルモン
あなたの感情はホルモンに支配されている。
これは物理的な肉体次元で起こる。
雌猫や動物を見ているとわかるだろう。
ホルモンが作用すると(盛りが付くと)、まるで性格が変わったように甘える。
去勢手術や避妊手術をすると性格が変化したりする。
人間も同じで、喜怒哀楽はホルモンで湧き上がる感情である。
喜びのホルモン、怒りのホルモン、悲しみのホルモン、楽しいホルモン、恐怖のホルモン、不安のホルモン。
感情が初めに在り、ホルモンが分泌される訳では無い。
ホルモンの分泌が先だ。
あなたの感情が揺さぶられてから、ホルモンの分泌が起こるのでは無く、ホルモンが分泌されてから感情が湧きあがり、あなたは悲嘆にくれたり、鬱になったり、パニックになったり、喜んだりしているのだ。
意識に上る前に身体は反応して次の段階に備える。感覚は意識より先に反応するように出来ている。
そうしないと、現世では動くことさえままならないだろう。
人間の思考は常に後付けで、その後、自分の都合の良いように解釈をして現実を創り上げる。
だから現実は幻影になる。
すべてが機械的に行われる。これはあなたの責任ではない。身体の仕組みである。
人によってホルモンの分泌が違うのは、乗り物(物理的な肉体)の違いによる。車と同じで、スピードが重視された車や、安定性が良い車、あるいはオフロードに適した車、荷物を運ぶのに適した車などの違いである。
だから、あなたの世界において、あなたはその違いを認識することだ。
優劣であるかなどうかなど考える必要も無い。それは比べても仕方が無いものであり、比べるものでは無い。
何もかもがあなたのせいでは無く、プログラムされた機械的反応なのだ。
あなたは自分が悪いと思う必要な無いのだ。
悲しい感情や不安な感情、気分が塞ぐ感情などは、あなたが創り出した訳では無く、プログラムされた反応である。
その反応はホルモンの分泌による物理的な次元での出来事である。そういうことが起こったのはあなたのせいでは無いので、過ぎ去るのを待つが良い。
何も悪くはない。やがてホルモンの分泌は頂点を迎え、緩やかにあるいは急速に低下して、他のホルモンの出番が訪れる。
いつも楽しそうにしている人は、乗り物がそういう能力を持っているだけであり、特に優れている訳では無い。
自分が物理的に持っている自分の乗り物の特性を知り、ただ観察して任せることだ。
抵抗しても怒りや悲しみは止まらない。ホルモンの分泌を止めるような手段は機械的に備わっていないのだ。
むしろ抵抗せず、身を任せすべてを出すことが必要なのだ。それは排泄現象である。
抵抗せずに、任せることだ。
悲しいときは悲しめばよい、悲しさを味わうことだ。
怒りたいときは怒ればよい。怒りを味わうことだ。
楽しければ楽しめば良い。楽しみを味わうことだ。
現世での物理的肉体という乗り物はそういうふうにプログラムされている。
あなたが動かしている訳では無い。あなたは現世を旅する旅行者だ。観察して体験する。
それがこの世の仕組みだ。
右股関節痛
86歳
普段元気な方で、グランドゴルフ、パークゴルフ、卓球、自転車、ウォーキングを楽しむほど元気な方です。
パソコンやハイテク機器にも詳しく、何でもできてオーディオ好き。
とにかく見た目よりも何もかもが若い。
一日7000歩を目標にしている。
それこそ十数年前から当院に来られる方です。もちろん通っている訳では無く、調子の悪いときに来るという、治療院の正しい通い方(使い方)をされている。
見ると、胆経と腎経の経絡上に痛みが生じています。
問診をすると、内科的に悪い状態は無く、睡眠もとれて食欲も旺盛、お通じも良い。
ですから単純に筋肉と関節の問題だと思います。
私は腎虚で小腸経、三焦経熱だと思います。
ベッドに座ってもらい、三焦経の気の詰まりのある場所に鍼をしました。
すぐに立ち上がってもらい、歩いてもらったところ、ペインスケール10で、痛みは3だと言われたので、そこで治療を終えました。
的確に気の詰まりをとらえた時には、瞬時に気が通ります。
これがお互いに気持ちが良いのです。もちろんいつも完璧にとらえるのはかなり難しいです。しかし、20年の臨床を通じて、かなり精度は向上したと思います。
これからまだ何十年も鍼灸を続けることが出来ればさらに精度は向上すると思います。
帰りに、もしかしたら毎日7000歩にこだわらない方が良いのでは、自分で考えてくださいと僕は言いました。
一所懸命歩いて一日10000歩とか目指していると、その歩き方によっては膝や股関節をかえって痛めることがあります。
その場合は、自分の運動方法の負荷の見直しが必要です。
それは自分でどれくらい必要かを自らの身体に聞いてください。
そうすれば自ずと答えはわかると思います。
治療家に聞いても良いですが、自分で探し決めるのが最適の答えになります。
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