最近思う事・・・ ~1~
「自由」について・・・
勿論ここでの「自由」とはマイムについての自由だが・・・
といっても舞台や虚構の場所での身体表現でも同じ事が言えるかもしれない。
以前からこれについては色々と思う事があって
それはやはりパントマイムが型・形という点。
もちろんカタチゆえの利点も多いにあるだろうがダンスではなく・・・
中身・意識をどんどん高めたとしても芝居でもなく・・・
変ないい方をするととても中途半端な位置にあるモノなのかもしれない。
しかし、その危うさがある意味良い所でもあるのだろうが・・・
ここの所はその様なマイムの良さが前面に出た作品やあるいは人物に巡り合わせていない
僕は趣味でアルゼンチンタンゴをやっているが何がいいかと言うとインプロ・即興性に他ならない。
そういう風にパントマイムも自由にやれればと常々思っているが・・・
なかなかそういう訳には行かないのが現実であって・・・
それは先ほどにもいったカタチ・型が大いに関係している~
それを打破する為の明確な答えを見つけられたら是非皆さんにもお知らせしたいと思うが・・・
もちろんモノを使うという手があるがそれはまたの機会にするとして・・・
タンゴにしてもそうだが自由を得る為にはしっかりとした基礎・基本をマスターしての事で!
その場のヒラメキを確実に身体に起こせる確かなるテクニックが必要である。
反対にそういう域に達した時・達した者だけが自由を得るのだろう。
では、マイムについてはどうだろう
最近のマイム傾向としては中身に身体が追いついてない様に思える
それは判るけど・・・
というのが多い様な~
僕も含めてだが・・・
今一度、基本を見直ししっかりしたモノを身に付けて欲しい~
こんな時代だし、様々な分野の様々な人々が色々なカタチで生き残りかけて頑張っている・・・
マイム人も、もっともっと頑張って貰いたい~
でないと確実に呑み込まれるだろう
ただでさえとてもマニアックな世界なんだから・・・
そうだな~、たとえば野球でいうと小手先の変化球じゃあなく身体いっぱい使った豪速球を投げる様な・・・
そういう人物が是非出て来て欲しいと切に願います。
どんな時代でも必ずそういう時には彗星の如く救世主が現れると相場は決まっているのだが・・・
一向に現れる気配もなく~
マイム界にもそんな日は来るのだろうか?
きっとそういう人達は別の世界に行っちゃうのだろうな。過去の傾向から行くと・・・
あ~、なんて悲しい現実・・・
てな訳で続きはまた今度~m(_ _)m