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『風立ちぬ』観ました!!

2013-08-22 09:57:54 | 日記的

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『風立ちぬ』観ました!!(8/21☆よしみる)

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この映画もまたわかり易い映画だった!

自分が見た昨今の映画の中では一番引っ掛かりと言うか疑問の無い作品。鑑賞後に何も考えさせられる事のない物も結構珍しい。

それだけこの映画はすとんと消化出来てしまう作品だったのですよ。
逆にあまりに??マークが無さすぎて印象に残らないと言う心配さえ感じてしまう。

何故自分が本作品の内容に、なるほど! と思えたかと言うと、映画を観始めてわりと早い段階で…んーでも中盤くらいかな、

この作品が、

堀越二郎と言うキャラクターが晩年に…例えば人生の終焉を迎えるその間際に、人生を振り返り、設計士として生きた10年間を思い起こした脳内エッセイを映像化した"体"の作品ではないか……?

と感じたからなのですよ。

この映画の冒頭、飛び立てない状況ハズの機体がすんなりと上昇し、田舎町を自由に飛び回る。あ、これは夢ダナとすぐ解るシーン。
あと、イタリア人設計士との夢の中のシーン。それからその後物語が進んでも度々、現実と妄想がシームレスで繋がって交錯。

これだけで、もうこの創作物内での現実地平上で物語を描写したシナリオではないなと気付くでしょう?

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設計士の寿命は10年

嫌な事を忘れる

綺麗な姿だけを見せたかった

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等等の言葉。
このセリフはある意味、表現したい説明をキャラクター達が代弁しているような物。

晩年の堀越二郎が自分の一番良い時代、キラキラしていた時代を振り返れば、いい事、楽しい事だけが蘇り、いやな事きたない物は全部忘れている物なのだと思う。とかく人って昔の記憶を良い様に解釈してたり美化したりする物だから(笑)

そんな良い思い出の記憶を映像化した体のものだからこそ、震災のシーンで災害に見舞われた悲惨な状況の描写やヒロインの結末のシーンも無い。もちろん戦闘シーンも無い…堀越二郎は戦闘をしていないんだし。と言う事なんだと思う。

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それは終焉を迎えようとする人物が自身の人生を振り返った"良い"脳内思い出話だから。

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映画の最後、特に大きなオチもなく、唐突にすら思えるおわり方も、人生の一番良い時代=設計士としての10年が過ぎたので物語もそれで終幕。

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ね? 納得!

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