演劇ユニットYOU企画では、10年目を迎えて2つの新事業を展開しようとしています。
一つ目は、「Unequal」、「チェロとケチャップ」そして制作予定の「橋の上の男」などの二人芝居で極力大掛かりな舞台装置を用いない、音響照明も最小限にとどめる作品群を制作していくことです。
二つ目は、第一回目の企画がワークショップであったことから分かるように、創作の根幹としてワークショップを位置づけ、更なるオリジナルのワークショップの開発・研究を行っていくことです。
そして、この二つには共通のキーワードがあります。
それは「出前」です。
つまり、今までは公演で終了していた作品を新たに異なる地域でも再演していきたいということです。
もっと分かりやすく言えば、今年上演しました「Unequal」を基本的に求められる地域に出前する、ということです。
実際の上演場所としてカクテルバーを選択しましたが、非常に狭いところでも上演可能ですし、いろんなところでの上演が可能です。
極端に言えば、誰かのお家での上演でさえ可能にしていきたいのです。
また、私が京都府立文化芸術会館で始めた「演劇出前ワークショップ」をYOU企画でもやろうということです。
こちらも長年続けている「Creating Drama Factory」、不定期に行う「演劇的朗読会」あそして、今年から新たに開始した「手紙を読む」「昔話から創る」といったラインナップを、求められるならどこででも、どんな対象者にでもしていきたいと思っています。
こちらも一人のための個人レッスンから、企業研修に至るまで、幅広くニーズに合わせて行っていきたいと思っています。
私達のお芝居は、まさに日常から形作られるからで、公共性の高いご依頼であれば、無料もしくはYOU企画からの寄付と言うかたちでの実施も考えています。
そこで、ワークショップと公演についてそれぞれアンケートを実施し、広く皆様のご意見をちょうだいして、企画作りを進めていくつもりです。
アンケートは、このブログという形態を生かして、コメント欄への記入(非公開にします)と言うかたちかメールを頂くかたちで行うつもりです。
まずはどんなニーズがあるのかを探り、YOU企画の方向性を見定めていく所存です。
みなさま、来週金曜日に実施しますアンケートに、ぜひご協力ください。
演劇ユニットYOU企画 プロデューサー 松浦 友
最近の「プロデューサーズボイス」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事