ちょい悪ジジイのリタイア日記

リタイア初心者が日々思う事、昔話、旅行記、etc

恐るべし、大正生まれの92歳!(その2)

2006-07-11 10:57:22 | Weblog
目的の駅に着いた。降りた人は我々2人他に3人位、駅員さんはいるが、キップは箱に入れるのだ。
駅前にはコンビニが1軒、後は店らしきものは見当たらない。

約束の時間より2時間も早いので、コーヒーでもと「、喫茶店でも無いのかな?」と言うと、「そんな洒落たモンは見たことも無いよ!」と自信をもって92歳が即答する。

仕方がないので、そのまま親戚の家に行く、親戚も1時間前位は予想していたらしい、が2時間前は想定外の出来事に慌てふためく。

昨夜の通夜で皆遅かったのだろう、あわてて着替えたり掃除をしたり1族の最長老を向かいいれてくれた。
同じ歳のSチャン、少し上のKチャン、位は顔が分かるものの、後は皆「始めまして」の挨拶になる。
昔話がはじまる、こういう機会でもないと、合えないので、冠婚葬祭は出来る限り出席した方がいいと思う。

親戚一同が次から次に最長老に挨拶にくるが、誰の子供であれが孫で、もう頭脳メイセキ?な我輩も頭の中には、絶対解けないクロスワードパズルが渦をまく。

10分位車に乗りメモリアルホールに着いた、もう他の親戚、知り合いが大勢到着していて、あちらこちらで、世間話の輪ができるのだ。互いに教えたいこと、知りたい事の情報の交換の場なのだ、これも一重に故人の徳である。

やがて厳かに式が始まる、悲しそうにアナウンスが故人の生い立ちを、読み上げ、静かな読経が、そして孫達の元気の良い声が部屋中に響きわたる。走り廻る孫、それを追い回す若い母親、爺である故人もきっと微笑んでいることだろう。

式も無事?終わるとまた、最長老は人ごみの中!もう近寄るのは、止めた、何人と話をするのだろう、あのエネルギーは何処から出てくるか不思議だ。最後のお別れをして、帰途につく。
また電車にのるのだ、よかった、エレベーターがあった。キップも駅員側の自動改札に今度は断らず入れてくれた、20分ほど待ち電車が来た、定刻になっても出発しない?そのうち駅員が後ろ方向に全力で走っていく、何が起きたのか!乗客もざわざわし始める。ようやく車内アナウンスで「乗客が線路に降りたので、発車を見合わせています」迷惑なアホがいるもんだ。

10分遅れで普通電車高尾行きは、走り始めた、無理なスピードアップはせず、6分遅れ位で高尾に着いた。特別快速がいらいらして向こうのホームで待っている、「やだよ、あれには乗らない」エスカレーターの無い階段を登って降りる、それも急いで、92歳には考えられない事だ。10分待って各駅停車の東京行きに座って帰った。

スローライフもやってみるといいもんであることに気がついたよ!92歳よ、有難うね!我輩も年寄りの仲間に入りつつある!大正さんこれからも、よろしくね!!
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