示唆に富む戦争映画「ブラックホークダウン」。内戦状態のソマリアに介入した国連と派遣されたアメリカ軍にじっさい起きた出来事に基づく映画だったかと。記憶に残る場面はたくさんありますが、印象ぶかいのは墜落した米軍のヘリコプター「ブラックホーク」に独り取り残された米兵に現地ソマリアの民兵が群がり、ピストルで迎え撃つしかない米兵の表情に「絶望」が浮かぶシーンです。ハイクオリティーで無料かつ無数のコンテンツに追い詰められる有料コンテンツのさまがオーバーラップしてなりません。〈追記〉「多勢に無勢」に似た慣用句に「衆寡敵せず」。