録画しておいた映画「新幹線大爆破」を2時間半かけて再視聴。高倉健と宇津井健による事実上のW主演で、脇を山本圭、丹波哲郎、千葉真一、竜雷太らが固める重厚なキャスティング。倒産した町工場の社長(高倉健)と元学生運動家(山本圭)、沖縄から集団就職した若者の3人が共謀して犯罪を企てるピカレスクロマン的なストーリー。救いはあるが、報われない3人の境涯と無念さのほうが胸に刻まれる点でカタルシスはない。「どんより」する映画にほかならないが、また視聴する予感がしました。