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「新面目」日記

中室牧子「『学力』の経済学」にドラッカーの影響をみる

ほんとうに遅ればせながら、なので恥ずかしながら、ようやく中室牧子著「『学力』の経済学」(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)を読み始めました。一読、感じたのはなぜか経営学の泰斗ドラッカーの偉大さ、影響力の大きさです。93頁にある以下のくだりは畑ちがいの知見からの引用の一種にほかなりませんが、ドラッカーに通じるものが感じられてなりません。「心理学の分野でも、『細かく計画を立て、記録し、達成度を自分で管理する』ことが自制心を鍛えるのに有効であると多数の研究で報告されています」。小室淑恵さんの講演を聴いたときや、J.コリンズ「ビジョナリーカンパニー2」テーマのミニプレゼンを聴いたときも、同じ感想を抱きました。
〈10月3日追記〉他にこの本で再認識したことは、「因果関係」と「相関関係」がまったくの別物だということ。後者が前者に近接しているとみなして、ある二つの事象が密接に関係していると論じるのは禁じ手にほかならないと。
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