年末放送のNHK「拝啓 山田太一様-あの日 あのとき あの番組」を視聴。数々の名場面、名セリフが紹介されましたが、中でもその先見性にいまさらながら驚かされたのは、「男たちの旅路」シリーズの「車輪の一歩」で中年の主人公が車椅子の青年に諭すように語りかけるセリフです。いまから45年ほど前の作品ですよ。以下に再録しますので、刮目して玩味熟読を。
吉岡晋太郎(鶴田浩二)「君たちは、普通の人が守っているルールは、自分たちも守ると言うかもしれない。しかし、私はそう じゃないと思う。君たちが、街へ出て、電車に乗ったり、階段をあがったり、映画館へ入ったり、そんなことを自由に出来ないルールは、おかしいんだ。いちいち、うしろめたい気持ちになったりするのはおかしい。私は、むしろ堂々と、胸をはって、迷惑をかける決心をすべきだと思った」
第4部3話「車輪の一歩」から
本日30日11時~@NHK「拝啓 山田太一様-あの日 あのとき あの番組」 #gooblog https://blog.goo.ne.jp/ys19631023/e/ef9443f4406081b3a7d2dcec8dd85d4a
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