エロゲ感想 

プレイ記録。
だんだん悪口が増えてきた。

「冬のポラリス」 感想

2020-12-31 22:04:18 | は行作品
シロナガス島への帰還が面白くてこういう短編でストーリーの面白い作品ないかなあと思って、適当に調べてみたら、steamでちょうどセールやってるしあらすじも面白そうだったので購入。
ちょうど冬だし。

毎度のごとくプレイしてから少し時間たってて、細かい内容とか忘れかけてる気がする。物忘れが激しいので。



細かく書こうと思って下書きに保存しておいたけど、放置しすぎて内容忘れた(忙しかったので)。明日やろうを毎日言い続けてたらこんな日付になってしまった。
やったのは多分先月くらい。何の作品をプレイして、どんな感想を持ったのかを記すためにブログ始めたのにそれすらやらなかったから、この感想の意味が全くなくなってしまった。

うっすら覚えてるのは、主人公が実はヒロインとずっと昔から一緒に行動してたけど、生き返ったせいで記憶を失っていたこととか。
あと最初は、自分の記憶を失ったときに思い出せるようにお互い一緒に行動していたのに、かなり長い年月を経てだんだんと好きになっていくところがよかった。
好きなのは(今の)あなたじゃないという理由から海に突き落とすシーンとかも覚えてる。
物語が二つ入っていて、先にどちらか攻略し終わってからやるべきだと思った。
最初、メインはポラリスのほうだろうと思って、もう一つのほうのストーリーから始めたせいで途中で頭が少し混乱した覚えがある。
ただ、二つの物語は繋がっているので(当たり前だが)、先にポラリスやってからのほうがいい気がした。

なんか感想ですらないので今回は終わり。
安くなってたら購入してみるといいと思う。

「バイナリィ・ポット」 感想 

2020-09-22 01:21:47 | は行作品
*クリア後にタイトル画面が変わるため画像なし
色々あって、エロゲ自体プレイできなかったりしてようやくクリアできた作品。
2002年の作品ということで、自分が今までクリアした作品の中では多分一番古い(これより古い作品ももってた気がするけど)。
基本的に過去作をプレイすることが多いけど、同じような時期に発売された作品を他にクリアしてないので比較対象がない。

1キャラ
2作品の長さ
3作品の舞台
4ストーリー

1キャラ自体はこの頃から癖の少ない感じでオーガストっぽさがあると思った。魅力的だけど変なキャラ付けみたいなのがなくて、好印象。

2作品の長さは思ったより短かった。最近の作品をやってる人からしたらかなり物足りないかも。個人的には、むしろ春音みたいに共通がやたら長い作品のほうが、途中でだらけてキャラのルートに入るまでに飽きて放置するパターンが多いので、デメリットには感じなかった。

3舞台は主人公が経営するネットカフェと「ワールド」という仮想現実?の世界。日常シーンでは、カフェがメイン(というか他の場所は出てこない)で、一日の終わりに主人公がワールドに接続してその中での世界の話が展開される。ストーリーは短いながらも、このカフェと仮想現実の世界の両方の設定を活かせてると思う。日常シーンでは、カフェでの活動を通して主人公とヒロインのつながりや、ヒロインの個性が表されているし、メニューをどうするかや、接客についてなど、ネットカフェ自体の設定も活きていてその設定いる?って感じにならなかった。ワールドでは、主人公やヒロイン達が装いを変えてログインしていたりして、現実世界とは違う一面も見える。こちらも、仮想現実ならではの問題が起きたりして、面白いと思った。

4ストーリーは良くも悪くもという感じ。普通に面白かったと思う。ただかぶってる内容が多いので既読スキップするとけっこうぶっ飛んで、ちょっと読んだだけで終わっちゃうこともあった。あと、一部ルートでは今のオーガスト作品からは考えられないような展開があったりするので、少し注意したほうがいいかもしれない。(里美ルート)



全体評価
全体的に癖がなく、王道的な展開が楽しめて人にも勧めやすいと思う反面、盛り上がりが少なく感じる人もいると思う。途中展開が読めたりする場面もあるけど、大筋のストーリーはけっこう楽しめた。
かなり古い作品で、中古500円という安さ。ラーメン一杯分より安いので、かなりお得に楽しめてエロゲ初心者とかにはちょうどいいんじゃないかと思った。

「春音アリスグラム」 感想

2020-07-31 00:20:29 | は行作品
前回のステラは粗探しみたいな感じになってしまったけど、今回は幾分かましな感想になるかな。

1エリサルート以外ほぼキャラゲー
2キャラ萌えについて
3Hシーン
4CG
5ストーリー全般

1時計塔の謎やゼロについてとか、ストーリーの根幹となる部分は、主にエリサルートで語られている。ほかの、悠久の場所などについては他のルートで触れられているけど、ほんとに触れる程度。結局、(主に雪ルートで)祥子さんでもよくわからないとかそういうのが多くてすっきりしない感じはした。白羽ルートは、特にキャラにフォーカスしたような話になっている印象。

2キャラはぱっと見かわいいが、萌え要素が正直自分にはきつすぎて、会話部分はけっこうボイスが流れ切る前に飛ばしてしまった。特に、雪、耶々、エリサの言動がきつかった。白羽と一葉はまあエロゲならこんくらいは普通だなってくらいでけっこう好みだった。イラストと、キャラデザはすごくいいので無理に個性的なキャラにしようとしなくてもよかったのではと思う。あと、まおりのオタク設定はいらない。なんか、声も合わさってイライラしてくる。

3これは、ここ最近やった作品でも断トツでエロい。プレイ内容も、巨乳を活かした内容だったりエロかわいさが個人的にはかなり刺さった。全裸はないけど、衣装は多少身にまとっていた方がエロく感じるので問題なし。これだけでも、かなり買ってよかったと思った。

4CGは正直かなりひどいと思った。場所とか、敵キャラとか全然描かれていない。場所は使う回数が少ないからか、とりあえず天井だけ映したような感じで、敵キャラに至ってはただの黒いシルエット。あと名前とかも特についてるわけでもなし。さすがに手を抜きすぎてると感じた。ただでさえ、紙芝居だなんだと言われるようなタイプのゲームなのに、CGまで省いたら何も残らなくなってしまうし。遥に至っては立ち絵のみだったから、お涙頂戴的な場面でもふーんで終わった。盛り上がるはずのシーンも、あまり盛り上がらなかった。

5基本的に軽い。FDで解明される前提なのか知らないけど、「よくわからない」ばっかなのはどうなんだろう。ここら辺は、配布アペンドもあるし、シリーズを通して評価が変わりそうではある。ただ、春音だけしかやってないと絶賛はできないかな。
章ごとに話の内容を分けているけれど、だらだらと日常部分が少し長いとは思った。もう少しコンパクトにまとめてもいいとは思う。結構長くプレイしなきゃいけない割に、ストーリーは微妙なせいでどうしてもマイナスに捉えてしまうな。


全体評価
プレイ開始してからかなり時間が空いてしまったせいで、細かい内容はけっこう忘れているからあまり長々と書かなかったけど、ステラをクリアした後だからか、まあ悪くないんじゃないかと思った。共通の謎とかは、動機がしょぼすぎたりして、なんじゃこりゃって思っていたけど、ルートに入ってからは、叩きまくるほどひどくはないかな。キャラゲーがめちゃくちゃ好きな人とかになら勧めるかもしれないけど、ストーリーがちゃんとしてないといけない人には、まあやめとけって言うと思う。
Hシーンはかなり好きな感じだった。例えば、CLOUK UP作品のようなエロさとは違って、あくまで、エロかわいいところが魅力的だった。やっぱり、CG省いて文章で説明するのを直せば、もう少し好印象になるかな。

「景の海のアぺイリア」 感想

2020-07-12 23:12:24 | は行作品
1途中のシナリオが分かりにくい
2下ネタあり
3戦闘シーン
4各ルート終了後のつながりがいい
5シナリオゲー
6エンディングは評価が分かれるかも


1タイムリープもの。途中の説明で二重スリット実験とかの話が出てきたり、時間軸の話がややこしくて、正直理解するのに時間がかかった。ログを見返し読み直してとかで、終盤はけっこう進むのが遅くなった。

2零一が性欲が強く、時折(というか、けっこう)入ってくる下ネタは面白かった。ほかの作品に比べて、不快ではなくちゃんと笑えた。最近やっているほかの作品では、「とりあえず童貞いじりする流れ」があってつまらない(中高生の下ネタみたいでしょうもない)と思ったけど、アぺイリアは大真面目に精子がどうのこうのみたいな話をしてたりして、普通に声が出るほど笑ってしまった。

3零一の股間で戦う設定は、面白さとどこかかっこよさも見えた。シンカーのデザイアはかなり最後のほうまで謎感が強いうえに、チート級で攻撃方法もかっこよくて好き。ヒロインでは久遠のデザイアは詠唱がちょっと長いというかくどいかなと感じた。でも、ああいうの嫌いじゃない(むしろ好き)。2でも書いたけど、戦闘中、シンカーと零一が真面目なトーンで生死がかかっていて緊張する場面でも、「精子が~」とか「母乳が~」と解説するからめちゃくちゃ笑った。

4エロゲって基本的には、ルートが終わると一度タイトルに戻ってそこから選択肢選びなおして~ってなるけど、この作品はルート終了後にタイトルに戻されずにそのまま話が再開されるから、物語によりのめりこめた。
どういうことかというと、シナリオは一本道になっていて、三羽、ましろ、久遠、アぺイリアの順番に話が進んでバッドエンドとかもない。クレジットが流れると、そのまま次の時間軸にタイムリープ(例えば、三羽が終わるとそのまま、ましろのルートにすでに入っている)。この演出がかなりいいと思った。いちいちタイトルに戻ってしまうと「はい、ここでいったん終了」って感じで、そのつなぎ目というか、間を意識させられてしまう気がする。それが無かったからタイムリープ感がちゃんとあった。ただ、やめどきが見つからなくなる。(いい意味で)

5エンディングはともかく、各ルートで観測者を暴こうとしてもう少しで何かつかめそう…ってところでタイムリープが起きたり、主人公とシンカーとの対峙(だましあい、駆け引き)とか、この先の展開が気になるワクワク感があった。じらされてる感じ、たまらない。

6エンディングについては、個人的にはアぺイリアという一つの作品としてはありだと思ってる。ただ、タイムリープものを期待していた人からしたら裏切られた感があるだろうなと思った。総合的に見て、自分は面白いと思ったし好印象だったから、最後のエンディングも納得というか、飲み込めたけど、ずっと科学的な話とか時間軸云々と長々とやってきてそこそこ苦労して理解してきたのに、実はそんなの関係なくて仮想現実でしたっていうのはう~んって感じ。なら、なぜ自分はありだと思ったのかというのは、ちょっと言葉にするのは難しい。説明するとすれば、まず主人公たちは自分(自身)たちがまさか仮想現実の強いAIだったなんて思いもしないという思い込み、読み手側もストーリーにのめりこんで、こうなんじゃないか、ああなんじゃないかと、主人公たちと予想していく。そういう、まさかそんなことはありはしない、という前提を覆すいい裏切られた感があった(自分でもよくまとめられない)。見事に手のひらの上で踊らされていたような、他では感じられないものを味わえた気がする。だから、難しいストーリーの上で普通に観測者の正体を暴いて「へ~そうだったのか」とは違う、このエンディングもいい演出だと思った。


全体評価
ストーリーのワクワク感。ヒロインとの適度なイチャラブ(長ったるくない)。下ネタでの笑い。戦闘シーン。何度も書いてしまうけど、この作品で一番評価が分かれるポイントはやっぱりエンディング。それ以外は、ほぼすべての面で好印象だった。個人的にはラストも飲み込めたので、すごく面白かった。久しぶりに心が躍るような作品だった。