2016年購入以来、5年間、毎年咲いていたシャコバサボテンが今年もなんとか花開いてくれました。
なんとか咲いてくれたという理由は、例年冬に入る前にシャコバサボテンを部屋入れするだけで特に何もすることもなく
花芽が付き、花が咲いていたのに、今年はすでに花芽が付くはずの時期に花芽が付かなかったからです。
その理由をどういうふうに考え、どういうふうに対応して花芽が付き花が咲いたかを纏めました。
花芽が付かない状態から、花が咲くまでの経過は以下の通りです。
昨年10月頃(2020年)、外気温度も低くなってきたので、室内の取り込みました。
2020年11月 花芽がいつまで経っても出てこないで、葉ばかり生えてくる、このままでは今年は花が咲かない。
どうしてかなと思いながら続けてしばらくの間様子を見ていました。
2020年12月 やはり、いつまでも花芽が付かないので原因をおもむろにネットなどで調べていると
シャコバサボテンの短日性と関連しているようでした。
短日性とは、蛍光灯を含む光が12時間程度当たらないようにすることですが、
例年と変わったことはないかと考えました。
原因 例年冬になって花を入れていた部屋は、我が家の住人が増え昨年(2020年)6月頃より部屋を常時使いだして
夜遅くまで蛍光灯をつけるようになりました。
おそらく、そのため夜遅くまで電気をつけていることが短日性を阻害していると考えました。
対策案
そこで、なんとか昼間は外の光を受け、夜は蛍光灯の光を遮るカバーは出来ないものかと考えました。
対策1
夕方6時にダンボールの箱型のカバーをシャコバサボテンを覆い、朝9時ころにカバーを外すことを行いました。
これは、3日間したのですが、なかなか大変で続けられそうにありませんでした。
対策2
昼間は外からの光を受け、夜は部屋の光を遮光する以下のようなカバーを考え作製し取り付けました。
下図のように、昼は戸外の昼光のみ浴び、昼夜蛍光灯を遮光しました。
実物です。
出来がひどくて恥ずかしいのですが・・・。
効果の程もわからなかったのでとりあえず作りました、今後も使用するので化粧紙でも貼って体裁を良くする予定です。
この専用カバーを窓際においているシャコバサボテンに被せるだけで、何もせず天日性を確保できました。
結果
おかげで、ぎりぎりのところで短日性の重要性に気がついて、短日環境を作り出し花が開くことに間に合いました。
残念ながら、とにかく花芽を出すことに集中し写真も殆ど撮っていないので残念です。
2021年 1月17日 無事花が咲きました。
花数が少なかったことは来年の課題です。
本体のシャコバサボテン
2017年 挿し芽で増やしたシャコバサボテン
近くにある金山川に時々散歩に行くのですが、秋になると散歩道の脇にコスモスが咲き、楽しませてくれています。
毎年、7~9月頃になると、散歩道を照らす蛍光灯をコスモスの短日性を確保するために消灯しますと注意書きがありました。
その時は、そこまでしないと秋にコスモスが咲かないのかと半信半疑でした。
短日性を確保しないと咲かない花もあるんだと、今回は実感できました。
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僕は面倒がりやで鉢物はほとんどないです( ノД`)シクシク…
いろいろ研究され さすが技術屋さんですね
我が家のノジギクも花芽が付かないと思っていたら
門灯の明かり、街灯の明かりで夜中も明るくて花芽が
付きませんでした。
可哀想ですが処分してしまいました。
葉の落ちたものが有って、それが今年根付いて花を何個か咲かせてくれました。
親株は無くなったけど、また落ちた葉から増やしてみようと思ってます(^o^)
温室に入れてますので、部屋にはいれてません(^^ゞ
なにか変わったことはないか、考えましたね、今回は当たりました、花が咲き、考えが当たって嬉しかったです。
何時もきれいなお花を咲かせますが場所が変わると直ぐに
ツボミが落ちてしまいます。
最初にシャコバサボテンを買った時にはきれいなお花を咲かせていましたが
翌年に植え替えをしてからは駄目になりました。
このお花は冬には強いのですが枯れてしまう原因が全く分からないと
言って良いですね。
効果があるかどうかもわからずとりあえず作って試すと案外すぐ花芽が出てきたので驚きました。
わからないことがあれば、殆どの場合理由を考え、その処置をし結果を見ますね。
それもすることがなくなるまで諦めません。
しつこい性格ですね。
花の習性もなかなか面白いものですね。