我が家の節分祈祷は、後日改めて行なうのですが、いのぶーが奉仕させて頂いている神社へ、御挨拶に伺いました✨
(巫女になってから、一度も切ってない髪。
いや〜びっくりしましたね💦
今年で3年目になりますが、もうすっかり巫女さんで…😳
新人さん達に指導しながらも、キビキビ動く姿を見て…本当に成長したな〜と。
実は…いのぶーは、今ご奉仕させて頂いている神社の宮司さんから、内定を出すからこのまま神社に就職してもらえないだろうか?と、有り難いお声がけを頂いております。
ただ…本人もそれは大変有り難い事なんだけれども…悩んでいて…。
障害の事です。
今の神社は、大うさが巫女として奉仕させて頂いた関係もあり、いのぶーもお世話になっているので…いのぶーの自閉症や知的障害の事は、一切お話していないんです。
いのぶー本人が、それを望みました。
確かに障害の事を話せば、色々と配慮もして頂けるかもしれませんが、その逆を恐れていたんです。
障害がある事で…周りからバカにされたり、距離を置かれてしまった中学時代。
そういった人が全てではないにしても、それが不登校のきっかけともなり、本人としては不登校だった事に後悔はなくとも…障害者という目で見られる事の恥ずかしさではなく、怖さを誰よりも知ってるからこそ、障害の事は知られたくない…と。
もちろん、そういう怖さだけじゃなくて…それが配慮に繋がれば、助けてもらえる事もあるだろうし、ご奉仕しやすくなるのでは?という話も何回もしましたが…「障害がある」の一言で、一気に崩れてしまうのが怖いと…。
なので、いのぶーと散々話し合った結果、障害の事は言わず…ただもし、周りに迷惑を掛けてしまうような事になれば、言わなくてはならない事もあるかもしれない…という話でまとまりました。
学校も…その話は知っています。
ですがそろそろ…今後の進路を決定しなくてはならない時期になりました。
いのぶーに聞いたところ、特にやりたい事もないから、進学は考えていないと。
そうなると就職になる訳ですが、就職の場合は自分でどこかの内定を取ってくるか…それが出来ない場合は、学校からの斡旋で就職活動をしなくてはならず…。
そんな中、宮司さんから内定を出すから、このまま就職を…と言われた事は、とても有り難い事なんですが、学校からも…就職となると、障害者雇用になるので、内定の前に障害の事は伝えないと…と言われていました。
その為、いのぶーとしては…就職するならば、障害の事を伝えなくてはならない=一気に周りの目や関係性が崩れてしまう可能性がある…と、悩み出していたんです。
私も…学校側が言う事は、当然の事だな…と思っていたので、奉職として内定を頂く前に、きちんと宮司さんには障害の事をお話して、それでも内定頂けるのか…確認しなくてはいけないなと思っていたんです。
それもあって…節分の御挨拶に神社に伺ったのです。
けれど…いのぶーの働きぶりを見ていたら…考えが変わりました。
どこからどう見ても…巫女。
それも、新人さんの指導をしながら、臨機応変にキビキビと動き回るいのぶーは、もうベテランの巫女そのものでした。
参拝者への対応の仕方や、巫女としての独特の言葉遣い。
凛とした姿勢や立ち振舞い…歩き方も凄く綺麗✨
障害なんて全く感じさせないくらいの…奉職(本職)としての巫女の姿だなと。
(巫女になってから、一度も切ってない髪。
巫女を続けるのであれば、このまま伸ばし続けると、本人。)
私はどうするべきなんだろう…と、迷いながら本殿にお詣りしました。
お詣りをしている時、ふと思ったんです。
療育手帳があると…必ずしも障害者雇用でないといけないのか?と。
そんな訳…ない。
障害者が障害者雇用でしか働けないなんて法律はないはずだ。
もちろん、障害者雇用は障害者でなくてはいけないのかもしれないけど、障害者が障害者雇用のみでしか就職できないなんて事はない。
思わず神様にも「私の考えがもし正しいのであれば…いのぶーの事をお護り下さい。そして、どうかこのまま…いのぶーをご奉仕させて下さいませ。」と、久々に…お願い事。✨
そう…障害者雇用ではなく、一般雇用でいいじゃん。
これまでのいのぶーの働き方からしても、障害が壁となるような事は一切なかった。
まぁ…神社という神域でもあるからこそ、教えて下さる方もとても丁寧にわかりやすく教えて下さったりして、本人が困るような事や、周りに迷惑がかかるような事もなかった。
いのぶーの障害の特性でもある、あまり人と話せないところや、テンポが少し遅いというか…理解するまで時間が掛かってしまうような部分も、巫女ともなると逆に…物静かでゆったりと穏やかな巫女らしさとして捉えられ…むしろ高貴なイメージに…(笑)
ご奉仕を始める前に、本殿で神様をお詣りしてからご奉仕に入るんだけれども、それをちゃんとしない巫女さんが多い中、いのぶーはどんなに寝坊して遅刻しそうになっても、ちゃんと「おはようございます。本日もご奉仕させて頂きます。宜しくお願い致します。」と本殿にお詣りし、助勤が終わると「本日もご奉仕させて頂き感謝致します。ありがとうございました。」と、また本殿にお詣りしてから帰るという…。
いのぶーの中では、「境内は神様のお家であって、その神様のお家でご奉仕させて頂いているんだから、御挨拶するのは当然の事。誰だって人の家に無断で入らないでしょ?鳥居は神様のお家の門なんだから、お邪魔します!お邪魔しました!って頭を下げて出入りするのも当たり前。」という…それだけ聞いても、完全に巫女。
というより…完全に奉職。
もはや、資格が取れるならば…神職にもなれそうなくらい…。
だから、障害を隠すというよりも…一般として生きていくのも、アリかな?と。
少なくとも…神社という特殊な空間では、いのぶーの特性は一般的な奉職の在り方として映っている訳で。
まぁ、これが…トラ子の特性だと…そーいう訳にはいかないけど…💧
その代わり、一般として就職するのであれば…障害を理由には一切出来ない。
してはいけない。
それこそ、後出しジャンケンになってしまう。
まぁ〜今日見た限りでは、ゆったりおしとやかな部分だけではなく、キビキビした判断や動きも見る事が出来たので、問題はなさそう。
この3年で身につけた事。
これからも新たに身につけていく事。
ここでなら…この子なら…大丈夫かもしれないと思えた💡
ま、奉職としての巫女さんは…どうしても婚期が遅れるけどね😅
これも立春大吉。
新たな始まりなのかもしれない。