What is the origin of the government ?

2019-10-17 19:01:21 | 日記


では、なぜ人々は政府を持つことに決めたのでしょうか?



↓こちらのビデオで分かりやすく説明してくれています






政府の必要性についてはトーマス・ホッブスが1651年に刊行した「レヴァイアサン」と、


ジョン・ロックが1690年に刊行した「政治二論」にある政治理論がよく取り上げられるようです。




ホッブスがレヴァイアサンを執筆したのはイギリス市民革命の大混乱期であったことを念頭に置いておく必要があるそうですが


彼は人間のState of nature(自然状態)は万人が万人の敵である戦争状態であるとしています。



人間の生活はSolitary(孤独で)Poor(貧しく)Nasty(つらく)Brutish(残忍で)Short(短い)


放っておいたら最後の1人になるまで人間は殺しあうだろうと言うんですね。


なので全ての人々は自己を防衛するために、進んで自分の自然権(生命・自由・財産などに関する不可譲の権利)を


国家に対して全部譲渡(というSocial contract:社会契約)すべきであるとしています。


彼の理論では国家は絶対の権力を持つべきで、革命も許されません。国家が理不尽で多少苦労しても人々の生活が殺しあわずに成り立つのならよしとするといったところです。



一方ジョン・ロックは「統治二元論」で、人間の自然状態は牧歌的・平和的状態だとしています。


「しかし人々は自分の利益に偏った判断や執行を行いがちで、たとえ公平な判断を誰かが下しても、その実効的な執行が期待できません」(「法とは何か」長谷部恭男)


ですので、人間は「Life(生命)、Liberty(自由)、Property(財産)のより確実な保証を目指して政治社会を設立し、政治的権力を結集します。それがジョン・ロックのいう社会契約です。


もし政府がこれらの権利を守ることができなければ、人民は革命を起こして新しい政府を設立することができるとしています。



このジョン・ロックのConstitutionalism(立憲主義)を採用しつつ、Absolutism(絶対主義)も微妙~に見受けられるNZの法律ですが


もう2020年も間近ですし、一人ひとりがより内側から幸福になって法律はあるけどほぼ必要がないような社会になるといいですね。




ところで「レヴァイアサン」は旧約聖書のヨブ記に登場する海の怪物(レヴィアタン)から名前が取られています。


「義人の苦難」を扱った文献らしいですが、何かと奥が深いですね~。


(昨日はパンを焼いてみました♪)





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Common Law と Civil Law

2019-10-16 20:56:39 | 日記


先日の地方選挙はSpecial Voteの確認待ちで最終結果がでるのは18日になりますが


13日に行われた中間集計では、現市長のフィル・ゴフさんの圧勝のようですね。






ニュージーランドに住んでいるので、ニュージーランド政府のお世話になっていて


ニュージーランドの法にできる限り触れないよに暮らしているわけですが、




さて、ニュージーランドの法律とは、どんな法律なのか。



ざっくりと以下のようなサイトからポイントを拾ってみました。

https://www.diffen.com/difference/Civil_Law_vs_Common_Law

https://onlinelaw.wustl.edu/blog/common-law-vs-civil-law/

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC


(↓ユメは知らんぷりぷりんですね







まず、世界各国の法制度はその殆どがCommon Law(英米法)とCivil Law(大陸法)の2つの主要カテゴリーのいずれかに分類されるそうです。(当てはまらない国もありますが)

Common Lawを採用している国は約80か国、Civil Lawを採用している国は約150か国あります。



日本はCivil Lawを採用している国に分類され、ニュージーランドはCommon Lawを採用している国に分類されます。



2つのシステムの主な違いは、Common Lawの国では判例法(公開された裁判所の見解)が最も重要であるのに対して


Civil Lawシステムでは成文化された法律が優位を占めます。




しかしこれらの区分はそれほど明確ではなく、実際多くの国ではCivil LawとCommon Lawシステムの機能を組み合わせて使用しています。


これらのシステムの違いを理解するには、まずその歴史的基盤を理解する必要があるようです。




Civil Lawのルーツは、西暦600年頃ローマ皇帝ユスティニアヌスが編纂した『ローマ法大全』(Corpus Iuris Civilis)まで遡ります。


このローマ法大全が後にイタリアのボローニャ大学で研究され、ヨーロッパ全土から留学生が訪れ、次々と大陸諸国の大学で研究されるようになりました。


カトリックの権威を背景にローマ法は広く受け入れられ、この法典にルーツを持つ法律はスペインやポルトガルなどヨーロッパ帝国の植民地にも適用されていき、様々な国で何世紀にも渡ってそれぞれ発展していきます。





Common Lawシステムは主に英国と英国の以前の植民地で進化していきました。

要するに英語圏の殆どはCommon Lawを使用しているんですね。



Common Lawの歴史は1066年、ウィリアム征服王によって英国で封建制が確立したことに端を発しています。


ウィリアム1世が自身で「国王裁判所」を主宰し、国王が直接登用した有意な人物を全国各地に派遣しました。それが巡回裁判制に発展し、Common Lawの発展を促しました。



Common Lawの歴史は英国法の歴史でもあり、マグナ・カルタ以降キングから権威が徐々〜に徐々に議会に移行されていくわけですが



では、なぜ私たちは議会を持つ必要があるのか?(持っているのか?)




法律が必要のない世界に行くことを夢見ているわたくしですが、その辺もちょっと知っておきたいですよね





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Live your life to the fullest (人生を味わう)

2019-10-15 19:33:54 | 日記

ベジタリアンになってかれこれ5年近くなりますが


大学に行ったりなんだかんだでバタバタしていたこともあり、食がか~なり疎かになっておりました。



しかし最近ハレ・クリシュナを信仰している友人に、食事の大切さを改めて教えて頂く機会があり


徐々にですがレパートリーと品数を増やしたりしております。



(↓この本を購入する際、「Dharmaを込めて作ると良いですよ」と声をかけて下さったのですが、

この場合、思いを込めて作ると良いとかそういう感じでしょうか・・・。)





でも確かに、「カノン」など滑らかな音楽を聴きながら、


楽しい気持ちで「美味しく食べてもらえるといいな」と、友人のことを思いつつお菓子を焼くと


仕上がりがとても良いように感じます


(↓そして最近スープ作りが楽しい♪)



Melt the butter in a large saucepan. Add the potato and stir well, then add the broccoli.






Pour in the stock and season to taste. Put it into a food processor and process to a smooth puree. That's all!



(↓My favorite "Corn and Egg Soup")





数年前、枡野さんのこちら↓の本を読んで、「日常的なふるまい、所作と心は切り離すことができない」


料理も丁寧に作らねばとやる気メラメラになったのですが





やはり時々リマインドしないとですねっ




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Full Moon

2019-10-14 20:22:44 | 日記

昨日(13日)は満月でしたね!



(↓縦向きに撮った写真が横向きにアップロードされてしまいましたが、満月なのでまぁいっか)





蒔いたばかりのブロッコリーさんや、カリフラワーさん、トマトさんの種も、しっかりお月さまとお話ができたようで何よりです





月の満ち欠けは生物や潮の満ち引きに影響を及ぼしますが


植物の種は満月の5日前くらいに蒔くのがいいらしいですね



満月の時は太陽と月が地球を両側から引っ張っり、


新月の時は太陽と月が片方に並んで地球を引っ張り・・・


満月、新月と共に地球に掛かる引力は強くなるのですが


満月の少し前に蒔いた種は根がしっかりと張って丈夫な苗に育つのだとか。



しかしこのお月さま、1年ごとに地球から3.8センチづつ離れていっているらしいです。(以前にも書きましたが)


数億年後には今よりも潮の満ち引きが穏やかになっているのでしょうが、産卵とかってどうなるんでしょう




そして離れていったら公転周期も変わりますよね・・・。


現在は公転周期が27.3日で、自転周期も27.3日と同じであるために


常に同じ面を地球に向けているわけですが(なんかできすぎてて怖いくらい


裏面を見せる日も訪れるのでしょうか?




ミステリアスな力を持っているお月さま


真言宗ではお月さまを両手に持って体の中に入れるしぐさをする修行があるのだそうです。


仏様の暖かい光を反射するイメージでしょうか。(願わくば反射するのではなくて光源になりたいものですねっ




あと月と言えばセーラームーン。漫画を見たことが無いので分からないのですが、


なぜセーラームーンは月に代わってお仕置きをするのでしょうか?
(もともと月が悪者を成敗することになっているのでしょうか?ご存じですか?)


 "In the name of the moon, I'll punish you!" (月に代わってお仕置きよ!)

って、月は善悪を超越してそうですけどね〜🌝


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愛情の力

2019-10-13 19:24:15 | ガーデニング

先日友人から聞いた話なんですけどね・・・


ある科学者が自分の赤ちゃんで実験を行い、


ミルクをあげて、身の回りの世話をして、抱っこして愛情をいっぱいかけるグループと、


ミルクをあげて、身の回りの世話だけをして、一切あやしもせず、愛情もかけないグループに分けて成長の様子を観察したのだそうです。


(友人の話ではその科学者は最終的に12人の赤ちゃんを授かったらしいです)



どうなったか?



一切あやさず、愛情を掛けなかったグループの赤ちゃんは全員死んでしまったのだそうです。




そっか・・・うさぎちゃんも寂しいと死んでしまうって言いますしね。




そういえばですね、うちにあるレモンの木。


かれこれ9年前くらいに購入して庭の斜面に植えているのですが


その間たったの1個しか実が成りませんでした。


わたしも何年も別の場所に住んでいたりして構ってあげていませんでしたし。




友人に言わせると、レモンの木は30センチくらいの土があれば育つし、栄養がたりないんじゃない?

とのことだったのですが、


今年木を頻繁に眺めに行って気にかけていると


特に肥料を与えたりしていなかったにも関わらず、


花をつけたんです! いやびっくり。





一応必要最低限の栄養は得られていたけど、放って置かれたので悲しくて花を咲かせられなかったということでしょうか?




でも実を大きくするには間違いなく栄養は必要でしょうから、


花をつけた後ではございますが肥料をあげてみました







しかし、愛の力って不思議ですよね。


ここ数年、仏教、道教、ヒンズー教、キリスト教と色々な方たちとの出会いがあり、愛について教えてもらったのですが


愛は外側にあって誰かが運んできてくれるものではなく、生命に宿っていて、


それを神の一部と捉える人もおり、人間はこの愛(神)と常に繋がることができる機能を持っている。


汝自身を知り、汝自身であり、身・口・意を正し、感謝の気持ち、思いやりを持ち、感動することで繋がり、幸福を感じる。



書物となっている聖書にはズバリ


======


Love is patient, love is kind. It does not envy, it does not boast, it is not proud.


愛は寛容であり、愛は親切です。また人をなたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。


It is not rude, it is not self-seeking, it is not easily angered, it keeps no record of wrongs.


礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、


Love does not delight in evil but rejoices with the truth.


不正を喜ばずに真理を喜びます。



It always protects, always trusts, always hopes, always perseveres.

すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。


Love never fails.

愛は決して絶えることがありません。


But where there are prophecies, they will cease:

予言の賜物ならばすたれます。


Where there are tongues, they will away.

異言ならばやみます。


Where there is knowledge, it will pass away.

知識ならばすたれます。


For we know in part and we prophesy in part,
というのは、私たちの知っているところは一部分であり、予言することも一部分だからです。


but when perfection comes, the imperfect disappears.

完全なものが現れたら、不完全なものはすたれます。


======

とあります。 


これを理解するところまでは辿り着けても、ずっと愛であり続けることはそう簡単ではありませんよね

人生訓練、訓練ですね。



(↓ね~、ユメちゃん)







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