TOB(敵対的買収)と世界配給権

2010-08-09 00:20:59 | 日記
TOB(敵対的買収)、もっとわかりやすく云えば、M&A になります。
 
ここでウィキペデイアの記事より、一部を引用します。
 
【ゴールデン・パラシュート】 (Golden parachute
 
「黄金の落下傘」の意。
 
買収後、現在の取締役は解任されることが多いが、その取締役の『退職慰労金の額を高額に設定しておく』。
それにより買収後の出費が多いことから、買収を思いとどまらせるもの。退職慰労金の額の目安は取締役の年収の約2、3年分ぐらいであるが、高額な場合には投資家からの批判に晒されることがある。
 
一見「ロボテック」と各3作品の商標権とは関係ないようにみえますが、私はそうは考えていません。
 
ここからは推定ですが
 
【日本側(某)商標権者】 
 
1:日本側の商標権法人は、本当なら、オリナル3作品、もっと本音をいえば他の2作品はどうでも良い、「人気を取れる、その後のマクロスシリーズ」を海外に展開すれば現在以上の販路が見込まれる。
 
2:しかし、その為に、米国ハーモニ・ゴールド社に「自己の所有する商標権の単なる英語表記」に対して、ライセンス料を払うのは本末転倒で受け入れがたい、また国外での訴訟は手間や費用も掛かるので避けたい。
 
3:和解など下手に手を出せばTOB(敵対的買収)、或いは、M&A の対象になりかねない。
 
→ 具体的には流通戦略の一環に組み込まれる。 
→ 建前上は『著作権利者の原典の作品構造を台無しにされる
 
であれば 『 何もしないほうが良い 』との態度を維持しているとも考えられます。
 
これも推定ですが
 
【ハーモニー・ゴールド側】 
 
1: カール・メイセック氏の死後、ロボテック作品を牽引するカリスマが不在
(Tommy Yune氏などそれなりに人気を博している人物はいるが)
 
2:実写映画を成功させて、何とかシャドウ・クロニクル以降のアニメの新作に繋げたい。しかし一番人気のマクロスを作品化することになるので、作品販売戦略上、日本国の権利者の問題を無視できなくなる。
 
3:作品配給先に日本を選べなくなること、日本側の参加協力を得られないことは 『致命的打撃ではないが実写映画やその後のロボテック作品の新作を失敗させる要因を増やす』 ことになり、出来るなら避けたい。
 
強硬派(敵対的買収を始めとする、M&A)意見が大勢を占めていたが、牽引的人物の市死去により、これまでの商標権戦略に限界が見えてきたことで、一枚岩だった組織内に揺らぎが生じ始めている?
 
あくまでも収集情報を総合した私的な判断ですが、日本側商標権利者としても、ハーモニー・ゴールド(タカラトミ配下のタツノコプロ)としても、現状の「自己の商標権地域内の鎖国保護主義」の行く末に、影が見え始めているが、その状態を「見ないふり」をしているように私は感じています。
 
今回出てきた2つの以下の2項目については、皆さんへの宿題と謎掛けにして、次回は、私の将来的なディベート主題についてお話します。
 
米国側: TOB(敵対的買収)、もっとわかりやすく云えば、M&A 。
 
日本側: 【ゴールデン・パラシュート】 (Golden parachute 。
 

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